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販売店が団結「日本テレビゲーム商業組合」発足
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2002年5月29日 |
TVゲームソフトを販売するフランチャイズ本部,および販売店で設立された「日本テレビゲーム商業組合(略称:Games Japan)」は,5月29日(本日),第1回通常総代会記者会見を行った。
「日本テレビゲーム商業組合」は,2月22日に設立。テレビゲームソフトウェア流通協会(ARTS)に所属する販売店法人が中心となり,小売店舗約4000店舗のうち2217店舗が既に加入している。また経済産業大臣の認可も1月に受けた,政府公認の組合となっている。
本日行われた記者会見では,まず前ARTS代表理事長で,組合理事長に就任した新谷雄二氏が,活動方針について報告。同組合が新品販売や業界ネットワークシステムの構築や,メーカーとの信頼関係を強くするため,そして業界全体を盛り上げるために設立されたことを説明した。
具体的な活動方針は次の3つ。
1 「ゲーム体験イベント」のように,加盟店全店が参加可能なプロモーション・システムを構築する。
2 経済産業省を中心として「ゲームソフト流通研究会」を設置する。この研究会では,メーカー,FCなどの参加のもと,より効果的な流通システムの構築を目指す。また,組合はこの研究会に積極的に参加する。
3 真のゲーム販売店を代表する団体となるため,ARTSの枠を超えて未加盟の販売店にも積極的に参加を呼びかける。
このうち1のゲーム体験イベントについては,大阪で11月,東京で来年3月ごろ開催する予定。現在,ゲームメーカー50社に参加を呼びかけており,150台の試遊台の設置を目指すという。
また新谷氏は,2の効率的な流通システムについても触れ,「現在,新作の掛け率は90%以上。この流通を普通の状態になるようにしていきたい」と話す。ただし,最高裁判決が出たばかりの中古販売については「(組合内で)まだ議論はしていない。メーカー側との話し合いの日程も決まっていない。」と言葉を濁すにとどまった。
なおARTSについては,「HPは残すが,機能は縮小する」(新谷氏)予定。基本的に組合の監視役として存続させていく方針だ。
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