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チョロQの実車がついに街へ!動画でもチェック
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2002年7月9日 |
タカラは7月9日(本日),Q-CARシリーズの第1弾として11月に発売する新車の発表会を行った。
この“Q-CAR”シリーズは,今年の1月22日に発表され,世間の話題をさらった“チョロQの実用車”。同じく1月23日にはコンセプトカー2台が世間にお目見えし,報道関係者の注目を集めていたのは記憶に新しい。
そして本日,いよいよ市場に向けて発売される車種が発表! 2001年11月発売の「Qi(キューノ)」と,2003年2月に発売する「QQ(ナインナイン)」が報道陣に向けてお披露目されたぞ!
まず「Qi」は,“実物大の行動を走るチョロQ”をコンセプトにした1人乗り電気自動車。'80年代のチョロQを思わせるようなデフォルメ感を漂わせるデザインが特徴で,「赤」「黄色」「白」の3色で発売される。初回限定仕様車は99台で価格は129万円だ。
もう一方の「QQ」のコンセプトは,“大人のエンタテインメント”。クラシックカーを思わせる作りでボディはアルミ素材を使用。199万円で300台の限定発売を予定している。
走行距離はいずれも8時間のフル充電で80キロ(時速30キロ/定地一定)の走行が可能。運転には普通運転免許が必要だが,車検・車庫証明・重量税・取得税は不要だ。
最大の課題であるバッテリー切れには細心の注意を払っており,早い段階からユーザーに警告がなされる配慮も。それでも切れてしまった時には動かさなければならないが,車両総重量で375キロ(Qi)という軽さを実現しているので,大人1人の力だけで道端へと移動することができる。
気になる乗り心地は,エンジン音やそれに伴う振動などがほとんどないのと,そのコンパクトさでとても軽快な感触。騒音や排気ガスなどを気にしなくていいのも嬉しい特徴だ。少しの坂ならば特に違和感なく乗り越えられるので,“ちょっとご近所まで”という交通手段などに大活躍しそう。試乗の様子はこちらの動画をチェック(MPEG形式,3.2MB)。
タカラの佐藤氏によると,ターゲットに想定しているのは30から40代の主婦からお年寄りまでの幅広い層。「以前,コンセプトカーを発表した時に,さまざまな人から“乗ってみたい”という反響があった。原付からの乗り換えや,2台目,3台目として需要があると思う」と,販売に関して自信をのぞかせていたぞ。
ちなみに現在「U-CONCEPT」というルーフ・トランク付きのQ-CARも開発中で,こちらの価格はなんと99万円! 「パーツを取り変えることによって,さまざまなバージョンを楽しめるようにしたい」(チョロQモーターズ・田中氏)とのことなので楽しみ。
目標台数は,2002年度末で1000台,2003年度末で2500台。9月中旬には直営のショールーム「Q-SQUARE」をお台場にオープンするほか,自動車関連代理店,大型玩具販売店(キディランドなど)ほか約30店舗での販売を予定している。また,メンテナンスは全国150カ所の協力修理工場で行うことができるという。
「ワクワクする」をコンセプトに開発,そして11月に実用化される「Q-CAR」。子どものころ描いた夢の(玩具)くるまが,近所を走る日が楽しみだね!
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