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店舗拡大などブロッコリーが事業戦略を説明!
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2002年7月22日 |
ブロッコリーは7月22日,都内のホテルにおいて事業戦略説明会を開催した。
壇上に立った木谷高明代表取締役社長は,同社の今後の展開として,リテール戦略,イベント戦略,コンテンツ戦略の3つに分けての説明を行った。
具体的な説明の前に,木谷氏は「ここ1年,ニ次商品であるグッズなどは非常に厳しい状況となってきた。ここで市場を拡大するには,ライトユーザーを狙うのではなく,コアユーザーへもっと(製品やコンテンツの)訴求を図る必要がある」とコンセプトを語る。
これに伴い,製品構成で粗利の影響の少ない販売に再注力する。同社では,直営店・ゲーマーズを,年内20店舗体制へ展開する計画だ。同時に書籍・DVDなどの1次メディア製品の充実も行う。
また,「コピーできないインフラサービスがインターネット時代には必要」とし,イベントを重要視する。大掛かりなイベントはもちろん,日本中で同社のカードゲーム「アクエリアンエイジ」の講習会を開催していく。 さらにコンテンツ戦略では,前述の「アクエリアンエイジ」で新戦略を展開。従来ユーザーと新規ユーザーがともに楽しめる新製品や,今までとは絵のイメージが違う(カードに絵を描く)作家のピックアップなどで,プレイヤー人口を3倍にもしたいという。
美少女たちが活躍するSF作品「ギャラクシーエンジェル」は,アニメ,ゲーム,小説など,各メディアごとに内容の柔軟を切り分けて独自のポジションで展開を図る。そして看板コンテンツ「デ・ジ・キャララット」は,低年齢層への訴求など,新展開への準備を進めている最中だという。とはいえ,専門ショップの出店など,常に新しい動きは続けているようだ。
「先日のTCSでも,前回より製品の充実などを図ったが売上げが下がってしまった」(木谷氏)という市場状況の中,同社が考える新展開に期待したい。
[SOFTBANK GAMES]
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