|
タイトーとコンパイルが“落ちモノ”新作で提携
|
|
2002年8月5日 |
タイトーとコンパイルは8月5日,業務用パズル「ポチッとにゃ〜」において業務提携したことを明らかにした。両社によれば,「ポチッとにゃ〜」は,'80年代のテトリス,'90年代のぷよぷよに続く「新世代の“落ちモノ”ゲーム」だという。
都内で行われた発表会において,タイトーGM事業本部長の小島理一氏は,「好調とはいえないAM事業で今作が起爆剤になってくれれば」と,キャラクターの可愛さもPRする。小島氏によれば,9月のAMショーに出展するとのことで,5000台が出れば大ヒットするというAMゲームで1万台の出荷を狙っているという。ちなみにNAOMI基板を使い,15万円前後でタイトーから販売される。
ゲーム内容は,開発元・コンパイルの社長でもあり,「ポチッとにゃ〜」のプロデューサーでもある仁井谷正充氏が説明。あの「魔道物語」から1000年後が舞台だというから,ぷよぷよファンにも人気となりそうだ。
「ポチッとにゃ〜」は,画面構成はぷよぷよなどと一見変わらない。上から落ちてくるブロック(これがタイトルにある「にゃん」と「わん」)が積み上がっていく。
開発コンセプトとして,“落ちモノ”パズルの定番ともいえるブロックを「消す」行為を否定(結果として消えるのだが)し,同じ色のブロックを「つなぐ」。これを左右に「分岐」させていき,任意のタイミングで「発火」させることで,ブロックが消えて高得点が得られるという仕組み。こうした独自システムはいくつか特許の出願を検討しているらしい。
両社のスタッフは,「同色が複数そろうと消える」という従来の“落ちモノ”より,任意に「発火」させて消す,今作のほうが爽快感が上だと説明する。
原画に壱氏,デザイナーに酒井明美氏,ディレクターに渡辺孝行氏をそれぞれ起用。ぷよぷよのスタッフが,今,新しい“落ちモノ”を生み出した! 発表会会場にも筐体が用意され,プレイすることができたが,つないでいくという簡単ルールは,幅広いユーザー層に人気となりそう。
稼動は9月から。また,来春にはPS2への移植も決定している。
[SOFTBANK GAMES]
(C)COMPILE 2002
|