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公安9課,TVに出動!「攻殻機動隊」制作発表会
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2002年8月22日 |
スカイパーフェクト・コミュニケーションズとアニマックスブロードキャスト・ジャパンは8月22日,TVアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の発表会を開催した。
「攻殻機動隊」は,膨大な情報量と緻密な設定によって世界観を掲示した士郎正宗氏による人気コミック。'95年に押井守氏が監督を務めた映画版は,全世界で高い評価を受けたのはご存知の通り。
発表会で配布されたリリースによれば,「映画の世界的成功により,内外からの続編を期待する超えに応える形で企画された」のが,今回の新作TVシリーズだという。プロダクションI.Gと士郎氏の共同プロデュースとなる。
ストーリーは,2030年の日本が舞台。情報ネットワーク化が進み大戦が終局を迎えた政治的混乱の中,犯罪の芽を探し出し,これを除去するための組織が設立された。内務省直属の独立部隊・公安9課。通称「攻殻機動隊」を描いたもの。
今回のTV版は,「草薙素子が人形使いに会わなかったら,というパラレルワールドでの公安9課」を軸にしている。従来の電子ネットワークなどサイーバーパンクな設定をベースにしつつも,意図的にネットワークから離脱している人々が出現しているという世界観を想定したものとなるという。
今回の発表会において,TV版の監督を担当する神山健治氏も,「映画版のときよりも若いスタッフの力で,今作を制作している。そのため,TVを意識した柔軟な作品作りができていると思う」とコメント。「新たな公安9課」を見ることができそうだ。
実はこの神山氏,企画などを学ぶ“押井塾”の出身。その神山監督になんと押井氏から応援コメントが! 神山氏の似顔絵とともに,「カントクは一歩前進二歩後退だ!」との重いひと言。神山氏は「これは(押井氏に)“弟子”として認めてもらえたということかも」とし,「“攻殻”を手掛けている今が一歩前進だと思いたい」と気合いをさらに入れていた。
また,映画版に続き,主役・草薙素子の声を担当する,田中敦子さん(ほんっとうに美しい方です)も「草薙は私にとってかけがえのない役なので,TVでも演じられて嬉しい。映画と違って長丁場だけど,みんなで乗り切っていきたい」と話した。
TV版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は,10月1日から約1年間合計26本を放送予定で,視聴料金は800円/2話(特典映像付)。全編HDフルデジタル,5.1チャンネルサラウンド技術を用いるなど,ホームシアター時代のアニメを目指したようだ。
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