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インテル,NVIDIA,デルが協力! 注目のPC「FFXI」
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2002年10月10日 |
10月10日に行われた「FINAL FANTASY XI for Windows」の発表会に,PCハードメーカーのトップが集結した。
スクウェアの和田洋一社長は,ブロードバンド時代を迎えた家庭用PC市場に対し,「最新のスペック・(ネットなどの)環境がそろったとき,ユーザーが何をやるかというとエンターテイメントだ」とし,「FFXI」がPCの市場をも引っ張っていく気概をみせた。
同時に,PCハードウェアメーカー各社とも強力なパートナーシップを組んでいくことも明らかに。発表会にインテル,NVIDIA,デル各社のトップが登壇した。
インテルK.K.のジョン・アントン代表取締役社長は,「FFXI」を高く評価した後,この美しい画面はインテルのチップが実現したことをアピール。
目玉として日本語(それまでは英語でコメントしていた)で,PS2版よりもPC版の画像が綺麗であるかを比較画面も用いて紹介。NetBustマイクロアーキテクチャがブロードバンドを加速させ,グラフィック拡張命令SSE/SSE2などの技術が「FFIX」のハイクオリティを支えていると繰り返した。同時に1300台のインテルベースサーバが安定したゲーム管理を行うことも説明している。
続いて壇上に上がったエヌビディア日本支社長・東正次氏は,'99年にPC用「FF VIII」開発時に互換性のテストを共同でしたことや,GeForce3で映画版「FF The Movie」のレンダリングデモンストレーションを実施したことなど,これまでのスクウェアとの深い関係を強調。
今回のWin版「FFXI」についても,技術面で協力していることを明らかに。スクウェアに開発時に最新GPU・GeForce4 Tiの技術仕様,GeForce4 Ti対応プログラム技術移行などをセミナーを開催したという(実際にスクウェアは「FFXI」プレイ時にGeForce3やGeForce4 Tiを推奨している)。同時に両社でイベントへの共同参加するといったマーケティング展開なども計画されている。
最後には,デルコンピュータK.K.代表取締役会長・吹野博志氏が登壇。
同社では,ハードウェア単体ではなく,遊び方などをも提案する「エンターテインメントソリューション」を展開しているが,その中でもオンラインゲームを個人向け販売を強化図る。
同社のPC「Dimension」シリーズで,10月31日に「FFXI」パッケージモデルを出す(詳細は別記事参照)。
こうした大手メーカーの協力を得て,ついに登場するWin版「FFXI」。「ユーザーのオンラインゲームに対する考え方を一新させる」という和田社長の意気込みも実現しそうだ。
[SOFTBANK GAMES]
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