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「気分は新作」ブレスV体験会が青山で開催
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2002年10月20日 |
カプコンは10月20日(本日),青山スパイラルホールにて「ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター」体験イベントを開催した。
体験イベントの会場となったスパイラルホールには,TGSでも見られなかった試遊台がズラリ。ちょうどリュウとニーナが出会ったころ,パーティ戦闘の面白さを体験できるとあって,訪れた人は早速列を作り楽しんでいた様子。
またホール入り口には特設のイラスト展も設置。キャラクター絵などが飾られ,ちょっとしたギャラリーのような趣で絵を楽しむことができたのだ。中にはヒロイン・ニーナが身につけている制御装置をモチーフにした,シルバーリングも参考出品(予定価格1万8,000円)されており,来場者の注目を集めていたぞ。
そして11時30分からは,カプコン・第三開発部の竹下博信氏,作曲家の崎元仁氏,音楽を担当した光田康典氏,アニメーションを手がけた水崎淳平氏が登場し,主に制作秘話を中心に披露されたのだ。
まず“V”となる「ブレス オブ ファイア」最新作について竹下氏は,「“RPGの王道”と呼ばれていた今までのブレスは違い,とんがったモノを目指しました」という。2Dから3D,PSからPS2,システムの変更など,さまざまなハードルをクリアしていく過程が形になったのは「約1年前です」(竹下氏)というから驚き。
その出来は,「続編ではなく,“新しいブレス”というイメージ」(竹下氏)という言葉がピッタリ。戦闘も「歩く,剣で斬る,といったアクションのような要素がすごく良くできている」ということなのでぜひお楽しみに。
またトークショウでは冒頭,オープニングアニメーションを初披露! 空から人が降りてくる印象的な場面と,激しい戦闘,100%へとあがる数字……などが入り乱れるシーンに,会場からは拍手が沸き起こっていたぞ。その様子を見た水崎氏は,「この拍手を成果だと受け止めます。これでゆっくり眠れます(笑)」と嬉しそう。
アニメーションで最も気を配ったという映像表現については,「PCが考える“漫画的”という処理でなく,半分まで処理をして最終的に自分たちで“アニメ”的な質感へ落とし込む“2.5Dアニメ(注:自称)”という処理をしている」そう。この絵を見た竹下氏も「立体的だけど確かに絵,という質感が出ていて凄い」と太鼓判を押していた。
また曲についてもかなりの配慮が払われている様子で,「かなりのヒントを開発の方から頂いたので,とても作りやすかった」(崎元氏)という声も。その光田氏オススメの曲は「全部!」。「ストーリーを追ってつくっているので,最後まで遊んで味わい尽くして欲しい」(崎元氏)と話してくれたのだ。
このほか,「エンディングはアニメ以上の比重を置いてつくりました。泣けますよ!」(水崎氏),「今回の“V”も“竜の血”が出てきますが,ハーフ,ではなくクォーター(4分の1の混血)ということも意識してます」(竹下氏)という気になる発言も。この真偽については,ぜひソフトを購入して確かめよう。
会場ではほかに「生きて,生きて……」というサビ部分が印象的な鬼塚さんのテーマ曲「castle imitation」とビデオレターなども公開され,大盛況のうちに終了。早速ソフトを予約して,カレンダーと一緒にソフトを楽しめる日を指折り数えておこう!
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