ChihiroとTRIFORCE向けミドルウェアが提供される

2002年10月29日

　CRI・ミドルウェアは10月29日，業務用汎用システム「Chihiro」，および業務用汎用三次元コンピュータグラフィックボード「TRIFORCE」向けに，ミドルウェアの提供を開始したことを明らかにした。

　Chihiroシステムは，セガとマイクロソフトの開発による次世代業務用汎用システム。同システムにはXboxのアーキテクチャが応用されているのは既報の通り。

　一方のTRIFORCEボードは，セガ，任天堂，ナムコの3社共同開発による次世代業務用汎用CGボード。こちらはGAMECUBEのアーキテクチャが応用されている。

　CRI・ミドルウェアはこのChihiroシステムと，TRIFORCEボード向けとして，マルチストリームサウンドシステムを実現する「CRI ADX」，ムービーとゲームプレイとの融合を可能にするゲーム用動画システム「CRI Sofdec」，フレキシブルなファイル管理を実現する仮想ディスクファイルシステム「CRI ROFS」という3種類のミドルウェアをそれぞれ提供することとなった。

　同社では，ハイクオリティな開発環境が整うだけでなく，業務用ゲームを各コンシューマーへ移植する際，またはマルチプラットフォーム展開時にも大きな効果を得ることができるとしている。また，「CRI ADX」「CRI Sofdec」をWindows向けに提供することも発表されている。

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