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セガ,家庭用ソフト計画未達で業績を下方修正
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2002年11月7日 |
セガは11月7日(本日),平成15年度3月期の中間業績予想を発表,最終的な連結当期純利益で,従来予想を35億円下回る10億円となる見込みであることを明らかにした。家庭用ソフトが期初の計画に未達となったことが響く。
当中間期のソフト販売本数は,日本81万本(計画114万本),米国256万本(同360万本),欧州120万本(同146万本)の計457万本(同620万本)。中間期発売予定タイトルの下期へのずれ込み,発売中止などが響き,いずれの地域でも計画未達となる見通し。
ただしAM機器販売は「ワールドクラブチャンピオンフットボール セリエA 2001-2002」など新製品が好調に推移し,計画を大きく上回る見込み。欧州で販売予定機種の許認可がおりないなどの予想外の損失を計上するものの,AM施設運営でも計画を達成するという。
セガでは,中間期のCS部門の不振を鑑み,下期計画の厳格な見直しを実施。新規性タイトルの不足や,大型タイトルの来期へのずれ込みも予測されることから,通期の連結業績数値を売上高で2,000億円(△100億円),経常利益90億円(△110億円),当期純利益で50億円(△130億円)と大きく下方修正した。
なお同社は,今回のCS部門の課題を克服するため,編成局を新設,タイトル編成の見直しを強化する。また販促費などのコスト削減,開発スタジオの改革などを通じて構造改革を進めていく計画だ。
[SOFTBANK GAMES]
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