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「続編ではなく,オリジナルで楽しい作品を」三上氏
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2002年11月14日 |
カプコンは11月13日(本日),六本木ヴェルファーレにて「カプコン ゲームキューブ新作発表会」を開催,既報の通り,「バイオ4」を含む5タイトルを発表した。
まず最初に登壇した三上氏は「現在のゲームは,キャラクターものやシリーズものばかり。利益を追求するなら続編が手堅いが,もともと,われわれのビジネスはベンチャー事業だったはず」と業界を振り返る。
その上で,「この想いを込め“バイオ4”以外すべてオリジナルとなるGC新作を発表します」と宣言,1つずつ内容が明らかにされたぞ。
■カッコイイ男がひたすらもがく!バイオ4
一番最初に発表されたのは,シリーズ通して人気を誇る「biohazard4」。ウイルスの発祥地・アンブレラの核心部分が舞台で,主人公はレオン・S・ケネディとなる。
同ソフトディレクターの柴田洋氏によると,作品のテーマは「極限状態で生き延びるための“もがき”」。今までのバイオのしがらみを忘れ,全くの新しいホラーゲームとして制作されているというぞ。
浸食,汚染,暴走……と,意味深な言葉が並ぶムービーのあと,発売日として明らかにされた数字は「200X年」。「9年……にはならない予定。一桁の年号の時にはぜひ出したい」(柴田氏)とのことなので,ぜひ期待していよう。
■カプコンには珍しい!? ファンタジーな「Dead Phoenix」
「バイオハザード コード:ベロニカ」ディレクターを務めた加藤弘喜氏が現在制作しているのは,3Dアクションゲームの「Dead Phoenix(デッド フェニックス)」。忽然と現れた空中古代都市群を舞台に,英雄フェニックスと謎の男の闘いが始まる……というストーリーとなる。
「空中古代都市群」という舞台設定だけあって,ファンタジーっぽい世界観が特徴。「簡単に,そして風を感じるような」(加藤氏)操作感を目指して制作中だ。また巨大な敵が多数登場するなど,スケールも大きいものに仕上がる予感を感じさせてくれる。
公開されたムービーからも,空中を飛ぶ爽快さが伝わってきた本作。発売は2003年夏を予定している。
■ズーム&スローの演出が主人公を強くする「VIEWTIFUL JOE」
ムービー冒頭が「スター・○ォーズ」のようなテロップで始まった「VIEWTIFUL JOE」。映画の世界に迷い込んだ恋人を取り戻すため,青年ジョーはスーパーヒーローとして戦う……というアクションゲームだ。
このゲームの特徴は,親しみやすいアメコミ調のビジュアルと,「ズーム」「スロー」などの演出にあるよう。特にこの演出は「ヒーローもののように,ズームがかかると必殺技が出る!ということではなく,ズームをすることによって主人公が強くなる」(ディレクター神谷氏)というシステムに関連しており,その重要度は大きそうだ。
発売は2003年春。「できるだけ早いうちに遊べるように頑張ります」と,神谷氏は宣言していたぞ。
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