テクモ，中間期はベスト版好調も経常損失を計上

2002年11月21日

　テクモは，平成15年度3月期の連結中間決算を発表，1億2,700万円の経常損失を計上したことを明らかにした。中間純利益は健全化した債権に対する引当金を戻し入れたことにより，3,800万円の黒字を計上している。

　同社では，中間期に国内で「ほっかほか銭湯」「爆烈サッカー」，ベスト版「零〜ZERO〜」「DOA2 HARD・CORE」を発売。特にベスト版2タイトルが収益に寄与し，海外の「DEAD OR ALIVE 3」リピート販売も好調に推移しているという。

　しかし，AM施設運営部門では市場の落ち込みカバーできず，また営業譲渡に伴う経費増も重なり，売上げ・営業利益共に減額。また，下期発売予定ソフトの制作仕掛品の増加なども業績に影響した。

　テクモでは，下期にPS2「アルゴスの戦士」「Gallop Racer6-Revolution」，Xbox「DEAD OR ALIVE Xtreme Beach Volleyball」など大型タイトルを次々と発売する予定。ただし，下期を含めた通期業績に関しては，環境の不透明感などから堅調な見方を崩していない。

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