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GBA利用の双方向BSデジタル放送実験が公開に
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2002年11月29日 |
NHKは,渋谷区・東京都児童館において開催中のBSデジタル放送を用いた体験会に,ゲームボーイアドバンスを使った双方向システムを出展した。
「てれびカードをつくろう」という今回の体験会は,視聴者が自宅でリモコンを使ってカードを描き,それを送信すると,自作したカードがすぐさまTVで放送されるというもの。
このBSリモコンに代えて,赤外線信号の発信機を取りつけたGBAを操作デバイスとして使えば,十字ボタンなどによるゲーム機ならではの簡単な操作ができるのが特徴だ。
任天堂・開発第二部の奥課長は,「BSチューナーなどのリモコンには複雑なボタンが多数配置されていて,子どもなどにとっては扱い難い。GBAならば,画面の操作も簡単に行うことができる」と,実験を進める利用を説明。
また,「GBAにはデータを一次的に“蓄積”するといった,通常のリモコンでは不可能な処理も実行できる」(奥課長)といったメリットもあるそうだ。
今回の展示は,あくまでも“実験的な試み”にすぎないとのことだが,GBAのゲーム機以外としての可能性が示された一例といえるのではないだろうか。
なお,この催しは12月8日まで開催されている。
[SOFTBANK GAMES]
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