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スクウェア&エニックスの決算発表でゲーム情報も?
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2002年11月29日 |
既報の通り,エニックスとスクウェアは合併会社の展開について説明会を行った。その前に行われた両社の決算発表会でかなり注目されるコメントが聴けたので,決算内容とは別に報告する。
まずは,和田洋一・スクウェア代表取締役社長が「スクウェアの回復シナリオは前倒しで達成できた」と,好調であることを強調。利益率,利益額とも「全盛期とほぼ同じ」(和田氏)であることを報告した。特に海外での好調さが影響したようで,今後も日本国内を伸ばしつつも海外比率を上げていくという。
また,「FFXI」のネット人口は18万4000人でうちWin版は5万人前後とのこと(残りはPS2版)。Win版「FFXI」はパッケージとしては10万〜11万本を販売したようだ。また和田氏は,「キングダムハーツ」の人気ぶりにも触れ,ワールドワイドで300万本を達成できそうだという。続編に関しては「相手(ディズニー)があることなので……」とはぐらかしたが,全世界のファンの声には応えたいとしている。「FF-X3は?」の質問には「そこまでひっぱらなくても……」と会場を笑わせた。
一方のエニックスの決算発表は,同社代表取締役社長の本多圭司氏が担当。
経済誌の記者に「スターオーシャンの延期はクオリティのアップというが,株主に対してどう説明するのか?」と突っ込まれ,「製品個々のクオリティが会社の信用に関わるため」と答えていた。その「スターオーシャンIII」は81万本の出荷を見込んでおり,先日の「トルネコの大冒険3」が予想を上回る51万本を超える人気と相まって,盛り返せるとしている。
またエニックスでは25ラインが走っており,その8割がPS2用タイトルのこと(残りはGBAとPCが1割ずつ)。
さて,速報でさまざまな合併に対する情報を掲載したが,ユーザーも気にしている「(合併を聴かされていなかった)両社の社員の士気はどうなっている」との質問に,和田社長・本多社長とも「士気は低下していない。“世界最高の品質のデジタルコンテンツメーカー”になれることを楽しみにしているようだ」と口をそろえていた。
[SOFTBANK GAMES]
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