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ACCS,海賊版対策を中国政府に要請
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2002年12月4日 |
コンピュータソフトウェア著作権協会は,国内のコンテンツ・製品の海賊版および模倣品の対策を行う「国際知的財産保護フォーラム」を中国に派遣,同国政府に対し知的財産保護の保護と海賊版・模倣品対策を要請したことを明らかにした。
この訪中には,カプコン代表取締役社長辻本氏,西川経済産業副大臣も参加。12月1日に北京市内の長富宮飯店で結団式を行い,同月2日から3日にかけて北京市内の知的財産関連の国家機関を訪問,おもに知的財産保護の重要性と海賊版・模倣品対策の実施を要請した。
訪中の中で辻本氏は,直前に中国国内5都市(北京・上海・広州・杭州・深浅)で購入した海賊版ゲームソフトを実際に示しながらゲームソフトや音楽,書籍,映像などの日本のコンテンツの海賊版が中国で流通している現状を説明。著作権侵害を抑制するための法運用の改善などを要請したほか,日本の民間団体「コンテンツ流通促進機構」との継続的なコンタクトを取る窓口を設置することを提案している。
中国国家版権副局長の沈仁千氏は,中国国内で海賊版が流通していることの問題を認めた上で「中国では法制度,体制ともに整備されており,権利者は積極的に対処できる」と回答している。
[SOFTBANK GAMES]
写真提供:コンピュータソフトウェア著作権協会
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