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日本に逆流のアジア海賊版DVD販売した男性摘発
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2003年2月4日 |
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は2月4日,同協会会員が著作権を有するアニメーションの海賊版DVD販売の摘発が行われたことを明らかにした。
この事件は,インターネットオークションを悪用してアニメーションの海賊版DVDを販売していた埼玉県の会社員男性(43歳)を,著作権法違反の疑いで逮捕したもの。この男性がオークションへ出品していた海賊版は,供述や著作権者による確認などから,香港製のDVD-Videoと見られている。
「香港や台湾,中国などのアジア全域で作られた,日本のゲームやアニメソフトのコンテンツの海賊版が,インターネットオークションを通じて日本に“逆流”している実態の一端が初めて解明されたこととなる」と,ACCSではコメントしている。
男性は2002年5月上旬,「ヤフーオークション」で海賊版アニメーションの購入客を募り,落札した東京都在住の人間に,アニメ「星界の紋章」の海賊版DVD・3枚を6,000円で郵送販売していたという。同署では,「星界の紋章」のほかに「機動戦士ガンダム」シリーズなどの海賊版DVDの販売を把握していることから,相当の余罪があると見て,捜査を進めていく方針。
サンライズが,この男性による海賊版の販売を確認したのが事件の端緒で,同社から被害相談を受けた荻窪署では,昨年11月に男性の自宅の家宅捜索を行い,捜査を進めていた。
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