IT:Nokiaの狙いはゲームロイヤリティにあり

2003年2月6日

　Nokiaが，独自の携帯ゲーム機「N-Gage」を，年末商戦に合わせて米国など5つの地域で発売すると発表した。

　N-Gageは任天堂のゲームボーイアドバンス（GBA）に似ているが，GBAとは違って携帯電話機能を内蔵している。この機能により，ユーザーは携帯電話ネットワークを介してほかのユーザーと対戦することができる。携帯電話ネットワークの代わりに，短距離無線規格Bluetoothを使って，同じ部屋にいる相手と対戦することも可能だ。

　N-Gageの小売価格は，携帯電話キャリアやゲームパブリッシャーが販売奨励金を出すかどうかによって変わってくると，Nokiaは説明する。Nokiaは，N-Gageは量販を見込んだ価格帯になるだろうとしているが，同社の携帯電話部門上席副社長，Anssi Vanjoki氏は，GBAに「プレミアムを上乗せした価格にするだけの価値があると確信している」と語っている。

　またNokiaは，携帯電話売上が低迷する中で新たな収入源を確立しようとしており，N-Gage向けのゲームすべてについて，ゲームパブリッシャーからロイヤリティを徴収するとしている。

　詳細はこちら。

[SOFTBANK GAMES]