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「メガテンを神話に」金子一馬氏トークが池袋で
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2003年2月11日 |
2月8日から池袋にて開催されている「金子一馬の世界展」。最終日の本日(2月11日),その会場にて金子一馬氏を招いてのトークショウが開催された。
会場となった池袋サンシャインシティには,前回を上回る多くのファンが集結! 終盤の未公開キャラ(!)の原画を堪能したり,ここでしか買えない版画を求めたりと,思い思いの時間を過ごす人たちで埋め尽くされていた。
そして15時には金子一馬氏本人が登場! 「真・女神転生III −NOCTURNE」「アヌビス」とその活躍もますます広がる同氏の近況などを聴くことができたのだ。
まず,2月20日にいよいよ発売される「真・女神転生III −NOCTURNE」については,「もともと“真・女神転生”シリーズは“1つの神話にしてきたい”という気持ちで創っている作品。今回のIIIも,8年間の間じっくり練り込んだ壮大な構想のうち,1つのエピソードを紡ぎ出したものだと思っている」と話す。
その代わり,ゲーム性はかなり充実しているようで「遊びようによっては1年ぐらい遊べます。7,800円,という価格はオトクだと思いますよ」とアピールしてくれたぞ。
ちなみに,金子氏が一番好きな“メガテン”作品は「if...」。その理由は「ゲーム的にもまとまりがあるし,テーマ性も十分。基本的にifは,敵のハザマの物語だと思ってますよ」と懐かしそうにコメントしていたのが印象的。
もう一つ,気になるのは悪魔絵師・金子一馬氏のアパレル展開。前回の世界展で「ぜひやりたい!」と話し,今回の「世界展−II」で出展される予定だったジュエリーについては「ゴメンナサイ,間に合いませんでした……」と残念そうな表情。
現在制作されているのは「III」の登場人物・勇のバックルや,千晶の指輪など。「名古屋の世界展には間に合うと思います」とのことなのでぜひ期待しよう。
このほかにも「フィギュアも創りたいねぇ……」と意欲的な一面を見せる金子氏。気になる次回作については「次も……メガテンですかね(笑)。ただ,さっきも言ったようにIII自体も,壮大な構想のうちの一部なので,毛色が違うIIIとかもありえますかねぇ……」と意味ありげな発言をして,トークショウを締めた。
この後岡田氏が応援に駆けつけたほか,黒地に悪魔が描かれた特注色紙でのサイン会も実施。1人1人に握手と会話を交わし,イベントは終了した。「金子一馬の世界展−II」は2月14日からは名古屋,2月21日からは大阪でも開催されるので,近くのファンはぜひ遊びに行ってね。詳細はこちら。
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(C)Kazuma Kaneko/Atlus 2003
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