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NVIDIA,GeForce FXの低価格版を発表
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2003年3月7日 |
NVIDIAは本日(2月6日),GeForceFX GPU製品ファミリ「GeForce FX 5600」「同5200」を発表,都内で国内向け記者発表会を開催した。
今回発表されたGeForece FX製品ファミリは,「GeForce 4 Ti4600」を数倍上回る性能を持ち,DirectX9.0に対応する最新GPU「GeForceFX 5800」(昨年11月に発表)低価格版の製品。
いずれの製品も,バーテックスシェーダとピクセルシェーダの最新バージョン「2.0+」や,DirectX9.0・OpenGLをサポートする「Cineエンジン」,AGP 8xを搭載。最大1024×768の解像度でTV出力を実現する統合型TVエンコーダを備えた。
また「GeForceFX 5800」発表時に明らかにされたグラフィック専用のC言語「Cg」もサポートしており,「5800で開発したものを問題なく動かすことができる」(NVIDIAデスクトップGPU担当 スティーブン・シムズ氏)という。会場でも,「5800」発表時のデモが「5200」のGPUで問題なく動かされ,その高性能を発揮していた。
コアクロックは「5600」が350MHz,「5200」が325MHz。メモリクロックは「5600」が750MHz,「5200」が650MHz。アンチエイリアス技術であるZ圧縮のみ「5200」ではサポートされていない。
出荷は4月を予定しており,価格は「5600」が180〜250ドル,「5200」が99〜149ドルで発売される見込み。NVIDIA日本支社支社長の東氏は,「ゲームファンをはじめとしたすべてのユーザーに“シネマティック・コンピューティング”を体験してもらいたい」として,発表会を締めた。
なお会場では,3DMMORPGとして開発中のNC SOFT最新作「リネージュII」のプレイ画面も公開された。同社社長の崔氏は,「大規模な3D戦闘を実現するリネージュIIは,GeForceFXのCineエンジンの機能で実現した」とコメント。国内でのβテスト開始は今年度末を予定していることも明らかにした。
[SOFTBANK GAMES]
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