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マイクにネットに今度はカメラ!?PS2最新トレンド
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2003年3月8日 |
GDCのExpo FloorではSCEIがプレイステーション2 の開発者向けブースを出展していた。プレスOKなので早速チェックしてみよう。
まずはネットワークコーナー。去年ネットワークアダプタが発売されているため,多種多様なソフトが登場しているが,ここでは先月発売になった「EverQuest Online Adventure」とおなじみ「ファイナルファンタジーXI」を公開中。ただし,アメリカ国内ではまだHDDが発表されていない(多分E3で発表と予測)ので,発売も未定。ちなみに,アメリカ版のネットワークアダプタはモデムとイーサネットが使えるタイプで,国内のブロードバンド普及の低さからまだまだブロードバンド専用ゲームは少ない。シリコンバレーにすむ知人いわく「12Mとか光接続とか言ってる日本が非常にうらやましい」んだそうで。
続いては音声認識のコーナー。ここではついに北米販売100万本を突破した驚異のFPS「SOCOM: U.S.NAVY SEALS」を中心に紹介。と,そこになんと「オペレーターズサイド(もちろん日本語版)」がご丁寧にも置いてあるじゃないか! もちろん,ローマ字による説明がついてて,来場者がたどたどしい日本語で,「ウテ,ウテ,ヨケテウテ」と叫んでいるのが印象的だった。うーむ,いっそのこと「しばいみち」を……って,あれは「アメリカン読みはアウトデース」だったな。来場者の半分以上がアメリカンだからムリか(笑)。
さて,ブースの端ではなにやら怪しげな踊りを踊っているプレイヤーがいる,とよく見ると画面にそのプレイヤーの顔が映っているではないか! テレビの上にはちょっと小さいPS2みたいな箱が。
これはUSBカメラで,プレイヤーの手などの移動を検知する事ができるAPIを利用したパーティゲームをデモしていた。もちろん,ゲームのメニュー選択もコントローラなぞ必要なし! 画面上の「Enter」や「Quit」に一定時間手をかざすだけでOKという優れもの。これぞ21世紀のゲーム(大げさ)! 予価・発売時期はともに未定。「SOCOM: U.S.NAVY SEALS」のヘッドセット同様,最初のタイトルに同梱される形での発売になりそうだ。
ほかにも一般人とはまったく無縁なテスト用のPS2や,正式にリリースされるPS2 Linux Kit Release 1.0などが展示されていた。
で,ゲーム開発とは全く関係ないのだが,ここにあるゲームの試遊台。なんと,国内では5秒(ウソ)で売り切れたというPS2最初の限定カラーモデル,ヨーロピアンカラーバージョンが5色揃って置いてあるじゃないの! つーか,そんなところに使うなんてもったいない! わしが定価で引き取ります(笑)!
[SOFTBANK GAMES]
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