|
コナミ,過去最高売上を達成も減損で赤字へ
|
|
2003年5月23日 |
コナミは本日(5月23日),2003年度3月期の連結業績が,285億1,900万円の赤字となったことを明らかにした。無形固定資産の価値下落などによる465億円の減損処理が発生,米国会計基準に合わせ営業費用として計上したことが響く。
コナミは今期,「ワールドサッカーウイニングイレブン6」「同ファイナルエボリューション」で計180万本を超える販売を記録。このほかにも「遊戯王」シリーズが全世界で590万本の総販売本数(JPN)となるなど,CS部門は前年度比97.1%のほぼ横ばい。また本格参入しているトイ&ホビー事業でも米国向け「Yu-Gi-Oh!」,国内での「水島新司キャラクターズ 野球群像」「SFムービーセレクション サンダーバード」が好調となった。
以上の結果,売上げでは過去最高の2,536億5,700万円を達成するも,エクサテインメント事業に属する営業権および無形固定資産評価損の減損処理などにより,当期は285億の赤字となった。
コナミでは来期,ゲーム部門での国内トップシェア維持と米国シェアアップ,トイ&ホビー事業部で売上げの拡大,アミューズメント事業でネット接続による継続収益などを狙う。通期の見通しとして,売上高2,555億円,営業利益275億円,当期純利益145億円を見込んでいる。
[SOFTBANK GAMES]
|