「ネットゲームで株式公開目指す」サクセス25周年

2003年5月28日

　サクセスは5月28日，都内において創業25周年記念式典を行った。「コットン」など個性的かつアイディアに富んだ人気メーカーが四半世紀の歴史を刻んだことととなる。

　会場には，提携・協力関係のある大手ゲームメーカーはもちろん，出版社や金融関係からも多数の来賓が集まり，サクセスの事業が手広いことを再認識することができた。

　壇上に上がった，同社代表取締役社長・吉成隆杜氏は，25年前に田園調布の自宅の一室でスタートしたことなどを振り返りつつ，「20年以上続けられるメーカーが5％以下のゲーム業界にあって，13番目に25周年を迎えることができた」と感慨深げ。壇上で役員・部長らも紹介した。

　次の目標は，ずばり「株式公開」とし，そのためにオンラインゲームに今後注力していくと吉成社長は話す。現在4本ほどのネットゲームを展開しているが，有料会員は1万1000人で，来期（サクセスは6月からとなる）はユーザーは20万人，うち10万人を有料会員とすることが目標だという。

　同時に来期発売予定のコンシューマーゲーム機用タイトルも発表。PS2「テトリス」「サイヴァリア2」，さらにXbox Live用タイトル4本（詳細は未発表）などがスクリーンに表示された。特に（個人的に）気になるのは「The 吉野家」。まさかコレって……。このタイトルがあれば株式公開も夢じゃない!!

　来賓を代表してコナミの北上一三専務が乾杯の音頭をとってパーティに。サクセスの歴史を振り返るクイズ大会や豪華な料理で，200人近い来賓者たちは歓談しつつ，サクセスの25周年を祝っていた。

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