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セガと東芝,ゲーム向け音声技術でライセンス締結
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2003年6月10日 |
東芝は本日(6月10日),セガと家庭用テレビゲーム機ソフトに対する音声合成技術の包括ライセンス契約を締結したことを,正式に明らかにした。今後3年間セガが発売するゲームソフトに,東芝の音声合成技術が採用される。
東芝の音声合成技術は,省メモリで自然言語に近い高音質の音声合成を実現する。人間の声の音色・話す調子を音声合成の辞書に反映し,より人に近い声で機械にしゃべらせることも可能だ。
また,読み上げる文章の内容を分析し,話し言葉へ変換するTTS(Text to Speech)技術も採用されている。
同技術の採用ソフト第1弾となるのは,今冬に発売されるPS2,GC用ソフト「ダビつく3 ダービー馬をつくろう!」。プレイヤーが作成した任意の馬名を,実況の山本直也氏がレース中に発声することができる仕様になっている。
東芝では,今後も同技術のライセンス提供事業を本格的に展開する計画。PC向け入力支援やカーナビゲーションなど,エンターテイメント分野での採用を拡大していきたい意向だ。
[SOFTBANK GAMES]
Original Game (C)SEGA (C)SEGA/Smilebit, 2003
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