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「GT」出展F1関連パーティで山内氏に話を聴いた
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2003年10月7日 |
既報の通り,スイスの高級時計メーカーであるオーデマ・ピゲは都内のホテルで,F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ選手(ウイリアムズBMW)を招いたパーティを都内で開催した。 このパーティにSCEの「グランツーリスモ4」が出展されており,モントーヤ選手もプレイして大喜びだった。会場を訪れたグランツーリスモ」プロデューサーのポリフォニー・デジタルの山内一典プレジデントに話を聴いた。
――本日こうしたパーティに「GT」が出展された経緯は?
山内:オーデマ・ピゲさんから「モントーヤ選手の来日パーティでゲーム大会をやりたい」SCEに連絡が来たんですよ。 SCE社内でどのタイトルを出展するかといろいろ検討した結果,「GT4」を出展することになったんです。この日のためにフォーミュラカーを用意してきました。
さっきモントーヤ選手の走りを見ていて思ったんですが,F1TV中継のオンボード映像そのままで感動!「上手いんだろうなぁ」というのは最初から想像してましたが,ミスの仕方までも彼らしい(笑)。
――攻めすぎとかですか?(笑)
山内:そうそう(笑)。「彼の走り」がどういうものか,本当によく伝わってきました。
――同時に「GT4」がそこまでシミュレートできるツールであることが判明したわけですね。
山内:そうですね。モントーヤ選手が今回のパーティの壇上でゲームが大好き! と話していたんですが,どうやら「GT3」も相当遊んでいてくれたらしいんです。「前作のフォーミュラカーよりすごくよくなってるよ!」と太鼓判押してもらいました。
――それはスゴイ! F1のトップドライバーにそこまで言われるのはどんな気分ですか?
山内:やった! 勝った!! って感じです(笑)。彼が何度も楽しんでプレイしている様子を見ていて素直に嬉しかったし,自分たちのやってきたことは正しかったんだと確信を持ちました。
――モントーヤ選手が前作よりもいいと言っていたフォーミュラカーは,ソフト製作サイドからすると,具体的にどの部分に改良を加えた結果なんでしょうか?
山内:やっぱり挙動シミュレーションのバージョンアップが大きいんです。彼が走っているところを見たら分かると思いますが,本当に自然でしたよね。 クルマが本来あるべき自然な動きをするようになったからこそ,彼の勘が働いて“モントーヤ選手のドライビング”が「GT4」で表現されたんだと思います。
――「GT4」になって初めてパッドよりステアリングコントローラーで遊ぶほうが楽しいって思えるんですが。ソフト,ハードともにそれぞれが高いレベルで交わっているというか……。「GT4」はこれまでの「GT」とは全く違う次元に突入しましたね。
山内:それはそうかもしれませんね。「GT4」をより楽しくプレイするにGT FORCE Proは必須アイテムといっても過言じゃありませんから,ソフトと同様発売を楽しみにしていてください。
――ところで,先日電撃的に「GT4“プロローグ”版」が発表され,本当に驚きましたが,詳細はいつごろわかる予定なんでしょうか?
山内:近日中にお話できるはずなので,少しお待ちください。ただ,「GT4“プロローグ”版」のコンセプト自体が面白いものなので,ゲームとしても楽しんでもらえると思いますよ。
[SOFTBANK GAMES]
聞き手・文:ザ・プレイステーション2編集部
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