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GT4“プロローグ版”秘話!? 山内氏にインタビュー
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2003年10月24日 |
東京モーターショーで発表された通り,12月4日に2,980円で発売されることになった「GT4“プロローグ”版」。今週発売のザ・プレイステーション2では,本作の内容を探るべくプロデューサー・山内一典氏にインタビューを敢行! その超ロングインタビューの一部を公開! 続きが気になる人は本日(10月24日)発売のザ・プレを買ってね!
──まずは電撃的に発表された「GT4プロローグ版」を制作することになったきっかけをお聞かせください。
山内:大きく分けると2つほど理由があります。 1つは,ゲームはこのままでいいのか? という漠然とした焦燥感が僕の中にありまして。もちろん,年々どのゲームもクオリティは上がっているのですが,以前のようにオーラを感じるほど完成度の高いゲームはほとんどなくっていると思うんですよ。
最近,日本では“ゲーム離れ”が進んでいるとも聞きますしね。僕自身,ゲームはもっとパワーのあるものだと思っているのでなんとかしたいなと。
もう1つはタイミングですね。ここ1年で「〜コンセプト」や各自動車メーカーさんとのコラボレート作品などを制作していたのであまり気にされてないでしょうが,実は「GT3」が発売されてからもう約2年が経過するんです。
そろそろ,本筋の「GT」シリーズとして,ユーザーさんとコミュニケートを取る必要があるだろうと。久夛良木(健氏・SCE社長)との会話でも出たのですが,ユーザーとコミュニケーションするリズムも大切だということで,急きょこの企画が立ち上がりました。
──「GT4プロローグ」のコンセプトというのは?
山内:1つは今の段階で確立している新たな「GT」ワールドというものを先行して見ていただく。もう1つは「GT」ワールドへのナビゲーターとなる作品です。
クルマの挙動であったり,グラフィックであったり,ユーザーインタフェースであったりという,「GT」を構築するすべての要素に関して,現段階でも既に「GT3」までの作品とは比較にならないほど進化していますから。その姿を見ていただこうと思っています。
一方の「GT」ワールドへのナビゲーターというのは,言葉の通り「GT」初心者のための入門編,あるいは教習所として,巨大な「GT」ワールドへユーザーをいざなう役割を果たす作品ということです。
今回,クルマの挙動が劇的に進化したことで,クルマを動かすことそのものがさらに面白くなっています。
ですから,これまで決して大成功を収めたとは言い難い「初心者への配慮」という点に特化した教習ソフト的な作品を制作するいい機会なのでは,と考えました。クルマの動かし方を,一から学べるソフトを作ってみようと。もちろん,上級者の方にも楽しんでもらえるものになるよう作りますので安心してください。
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