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おめでとう! 庵野氏監修「エヴァンゲリオン2」完成!
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2003年10月30日 |
バンダイは10月30日(本日),都内のホテルにおいてPS2用「新世紀エヴァンゲリオン2」の完成記念記者発表会を開催した。
「新世紀エヴァンゲリオン2」は,第3新東京市の1住人となり,日常生活の営みを自由に過ごすことができる“ワールドシミュレータ”。庵野秀明監督の演出技法がコピーされたゲームマスターAIが,この世界を管理。庵野氏の思考が,プレイヤーが歩んできた日常や記憶を元にさまざまな事件やイベントを発生させていく。
シンジ,レイ,アスカ,お馴染みのキャラクターたちと使徒が迫るこの街で過ごそう。ゲームマスターAIの判断で,原作を超えた男の闘いや恋愛が体験できるかも。価格は6,800円。
今回の発表会には,監修を務める庵野総監督とシステムの設計担当の芝村裕吏氏(アルファ・システム)が出席。司会の質問に答えていく形でトークショーを展開した。
「2」の称号をこのゲームに与えたということについて庵野氏は,「僕はもう“エヴァンゲリオン2”を作ることは絶対ないので,プレイヤーたちがそれぞれ自分なりの『2』を作れる」と説明。それぞれの物語をつぐむ故に,ゲームロゴにある英語には「EVANGERIONS」と複数形になっているのだという。
また芝村氏は,今回庵野氏のAIシステムを組み込んだことについて,「設定のままキャラクターや世界を単純に作っても,原作の“エヴァ”にならない。そこに庵野監督の考えや意志が反映される必要があった」と説明。そのため,ホテルで庵野監督と色々話し,その考えなどを確認したという。
会場のモニタでプレイしている画面などが流されたが,トウジが発進するシーンやカヲル君がエヴァに乗り込んで戦うシーンなどもあったような……。そんな「if」というか,ファンそれぞれの「エヴァ」を作り出せるのだ。第3新東京市の屋台でニンニクラーメンチャーシュー抜きを注文することもできるかもしれない(多分無理・笑)。
芝村氏は「最初のプレイは“エヴァ”の世界を堪能するように,自由に楽しんで欲しい。次のプレイでは庵野さんが何を考えてアニメを作ったのかなども意識してプレイすると面白と思う」と話す。
庵野監督「もう“EVA”は僕から離れていろいろな形で一人歩きしている。でもこのゲームは,謎解きなども含めて,面白いと思いますよ」と太鼓判を押していた。その後山下いくと氏による新設定として,零号機の武器などが紹介された。
僕はスイカに水をあげることしかできないが,キミはこのゲームで,キミだけの「新世紀エヴァンゲリオン」の物語を作ることができる!
[SOFTBANK GAMES]
(C)GAINAX AX/Project Eva.・テレビ東京 (C)1997 GAINAX/EVA製作委員会 (C)BANDAI 2003
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