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岡本氏&水口氏がContent Marketシンポジウムに
2003年11月5日

 

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 11月5日(本日),東京国際フォーラムにおいて,コンテンツビジネスイベント「Tokyo Content Market 2003 Autumn」(主催:経済産業省中小企業庁・関東経済産業局・中小企業総合事業団)が開幕した。6日まで。

 同イベントのシンポジウムにおいて,ゲームプロデューサーの岡本吉起氏と水口哲也氏が登壇。ゲームコンテンツに関する現状や今後などについて話した。大手ゲーム会社から独立した両氏だけに,個々のクリエイター・プロデューサーとしての個性を十二分に感じることができる基調なシンポジウムになったのだ。

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 独立した理由について,「企業の中では,企画を1つのクライアント(所属するメーカー)にしか見てもらえない。色んなところに話を持っていき,投資してもえるような企画・アイディアを出すのが楽しい」(水口氏),「上場企業では売上げ最優先にならざるを得ない。株主が喜ぶゲームではなく,ユーザーが喜ぶゲームが創りたかった」(岡本氏)という。

 また,現状のゲーム状況について,「日本のゲームが競争力が下がっている」「携帯電話や新たなTVなどインタラクティブなものが増えてきた」とお二人。

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 岡本氏は,「そんな状況の中で,日本のゲーム業界が元気を出すには,新たなコンテンツの提供が必要。各社が開発者を続編やシリーズものをやらざるを得ない状況となっているが,ここで新しいものを用意すればヒットの可能性は大いにある。今こそがチャンス」と会場を埋めたコンテンツ関連事業(ゲームクリエイターも多数いたようだ)に話した。

 水口氏も「国や人種を超えた人間の本能や,深い要求を見抜くことでワールドワイドに展開できるゲームコンテンツを生み出すこともできる」という,違った面からのアプローチも説明していたぞ。

 ほかにも,お金の面や手を組む人の見分け方(笑)など,なかなかヘビーな会話が展開した後,注目されるお二人の活動内容についての話に。

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 岡本氏は「すべてのプラットフォームでゲームを出していきたい。ボードゲームにも興味がある」と話す。また,「一部地域の方が持つロースペックのパソコンでもプレイできるPCゲームも用意して,多くの人にゲームを楽しんでもらいたい」とし,その準備として1000人以上の応募の中から5人の社員を雇ったとのこと。

 一方の水口氏も,「時代とともにメディアなども変わっていく。その時に最適なコンテンツを出してバリューを上げていきたい」とする。今,世界に通じるような作家を探しているという。

 なお,「Tokyo Content Market 2003 Autumn」は,展示会も行われ,ゲームやアニメメーカーなどのコンテンツも見ることができた。こちらは追って掲載予定。


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