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新たな試みも盛況のカードゲームフェスタ
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2003年12月1日 |
ホビージャパンは11月30日,池袋サインシャイン文化会館において「カードゲームフェスタ 2003 AUTUMN」を開催した。
会場には20社近いメーカーが集結。新作カードゲームのPRやゲーム大会を実施したほか,用意されたスペースでは,カードゲーマーたちのアツいバトルが繰り広げられたのだ。
主催者でもあるホビージャパンは「マジック:ザ・ギャザリング」「ダンジョンズ&ドラゴンズ 」コーナーを出展。ブースでの対戦もかなりレベルの高いものだったとのこと。米Wizardの「マジック:ザ・ギャザリング」スタッフ、ロン・フォスター氏のステージイベントなど,話題にことかかなかった様子。さらに,“強豪プレイヤーに挑戦”なるコーナーも設置され,著名なカードゲームプレイヤーに来場者が臨む姿も。さすがに“強豪”さんたちは見事な勝利を続けていた。挑戦者待ちの列がズラリとできて,ちょっとお疲れのご様子でしたが(笑)。
ブロッコリーは,人気の「アクエリアンエイジ」で多数のファンを集めていた。朝から最後までマラソンプレイを展開している人もいるとか。最後まで勝利すれば,カードのフルコンプリートセットがもらえるとあって,数時間のプレイでもみんなアツかったですよ。
また,“10分でルールが覚えられる”という新スタイルのエクスパンション「閃光のサザンクロス」もお披露目。「アクエリアンエイジ」をベースに初心者取り込みのための簡単ルールは注目される。12月25日発売とのこと。
ほかにも「ファイアーエムブレムTCG」(NTT出版),「真・女神転生TCG」(エンターブレイン),「真・女神転生 DチルドレンCG」(メディアファクトリー)「ギルティギアゼクスTCGシリーズ」(テラネッツ),「ドラゴンボールカードゲーム」(バンダイ)といった,国内のTVゲームファン,アニメファンなどにもお馴染の作品をカードゲーム化したものが多く見受けられた。
そんな中,セガは先日発売されたばかりのGC用「ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション」の試遊台を多数出展。4人プレイなどもデモしていた。実際のオンライン状況では,従来からの「PSO」ファンが圧倒的に多いらしいが,ゲーム形式をカード形式にしたことでカードゲームファンからの需要も狙う。
同タイトルのディレクターの小川陽一郎氏も会場に姿を見せ,カードゲームファンの反応が良いということで嬉しそう。先日のアキバに続いて“イノリス”のコスプレをしたお姉さんが登場して人気でした。この方セガのスタッフなんでしょーか? ものすごくかわいいんですけど。
セガといえば,業務用「アヴァロンの鍵」のデッキ診断コーナーも大盛況(さすがにあの筐体は出展されなかった)。カードを本格的に使ったACゲームだけに,今後のカードゲーム認知度向上のキータイトルになるかも!?
また,今回ボードゲームなどの出展が大きなポイントに。
ディースリー・パブリッシャーがPS2用「ヨーロピアンゲームコレクション」を出展。ボードゲーム風のものなど, “ゲームがコミュニケーションツール”として使用する欧州の雰囲気を体感できるTVゲームとして,集まったカードゲーマーたちもPS2コントローラを握って熱中していたぞ。ボードゲームといえば,ブロッコリーの「ギャラクシーエンジェル」が“人生ゲーム”になっていて,タカラとのコラボレーションを痛感した次第。
さらに,メガハウスのブースでは,チェスが体験できた。チェスの駒を「ガンダム」などの人気キャラクターに置き換えて,初心者でもチェスが楽しめるようにしているのがユニーク。やはりこちらも大盛況だったのだ。
本格的なカードだけでなく,日本のユーザーにも知名度の高いキャラクターなどで,確実に来場者を増やしているカードゲームフェスタ。今回もTVゲームやボードゲームなどの出展で,今後も人気となりそうだ。
[SOFTBANK GAMES]
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