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ギャルゲーの血を守れ「カンブリアンQTS」イベント
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2003年12月17日 |
グローバル・A・エンタテインメントは12月14日,PS2用育成SLG「カンブリアンQTS 〜化石になっても〜」の発売記念イベントを,秋葉原・LaOXアソビットシティで開催した。
発売されたばかりの「カンブリアンQTS」は,三葉虫などカンブリア紀に絶滅したと思われる生命体の雌が成体になると,人類(女性)とほぼそっくりになることが発見されたという世界が舞台。そのあまりの愛くるしさから,それら生命体は“カンブリアンQTS”と名付けられ,人間の友人・ペットとして,ともに生活することになる……というストーリー。価格は6,800円。
イベントは,カリス姫役・佐久間紅美さん,による主題歌の熱唱からスタート。爽やかな歌声と,流れるようなメロディに集まったファンも拍手。その後,ハベリン役・望月久代さんも壇上に。
ツーファイブのドン・マッコウ氏が司会を務めて,「カンブリアンQTS」のゲーム紹介が行われる……はずだったのだが,も〜話があっちへ行ったり,こっちへ行ったりの楽しいトークショーになった。望月さんが昔は歌があまりお上手でなかったり(失礼),佐久間さんが放置プレイが好きだったりなどの秘話も聴けた。
ゲームでの役については「お姫様だけど,高飛車なところもなくて,ほんわかしていて優しい子」(佐久間さん),「短いセリフが多かったけど,語尾が独特の“ハベリン語”が楽しかった」(望月さん)と,「(ほかのアニメやゲームでも)似たような役が多いよね」とマッコウ氏に突っ込まれていたぞ。
さらにゲストとして,企画・開発のテンキーの成田伸子さん,そしてグローバル・A・エンタテインメントのAndy山本氏が登場。ようやくゲームの内容についても紹介されたが,山本氏の“はずしぶり”にマッコウ氏も声優陣も,思わずフォローできなくなる場面も多々あり。会場は爆笑の連続で大盛り上がり。
そんな中でも,「“QTS”にあるドリンクを飲ませると危険な大人の雰囲気が楽しめる」「感動的なエンディング」など,ゲームの情報もバッチリ。
成田プロデューサーは,「ギャルゲーは瀕死の危機にさらされているけれど,その血を絶やすことなく個性的なギャルゲーを作っていきたい」と女性とは思えないコメントで拍手をあびていた。何でも,イベント当日はテンキーの創立記念日だそうで,“卒業II”“誕生(PCE版)”“メルティランサー”“花組対戦コラムス2”などを生んだ同社も14周年になるという。今回の「カンブリアンQTS」も開発スタッフが徹夜を続け,“夏ごろから会社がすえた臭いがする”環境で創り上げたという。
また“悪代官”山本氏も,「現在のゲーム業界の……」という演説をマッコウ氏に止められつつも,「カンブリアンはみなさんに愛されていくタイトルにしたい」と話していたぞ。ゲームの人気次第では色々な展開が期待できそう。最後は佐久間が歌うED曲で締め。スタッフ自らが“ギャルゲー”という,「カンブリアン」まずはプレイしてみてくれ。
[SOFTBANK GAMES]
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