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玩具市場はTVゲームの不振などで減少傾向続く
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2004年1月23日 |
矢野経済研究所は1月23日,「玩具産業白書2004年版」を発表した。2002年度の玩具市場は,TVゲームの不振などが響き,国内出荷額ベースで前年比3.1%減の1兆120億円となった。
調査報告のリリースなどによれば,02年度は市場構成比67.1%を占めるTVゲームの不振に加え,全般的な商品単価の下落などがマイナス成長の要因となった。2003年度に入っても,TVゲームの不振が続いており,市場は更に縮小に向かうことが予測されている。前年比8.5%減の9,263億円にまで落ち込むと推計されている。
この結果は,模型,ぬいぐるみ,TVゲームなど9つの項目に分類して2003年10月から調査したもの。
2002年度,玩具菓子,カプセル玩具が前年比10%以上の成長を見せたほか,携帯アプリゲーム市場が立ち上がったことがポイント。しかし,一方でコンシューマーゲーム機を介したオンラインゲームは不調だったという。
TVゲーム市場(出荷ベース)は,02年度ソフトが7.0%伸びたが,ハードが前年比33.3%減と大幅マイナスでソフト5,600億円,ハード1,195億円市場に。03年度も,新規のハードも売上が伸びず,連動してソフトも大きく縮小,ソフト4,985億円,ハード1,039億円。
[SOFTBANK GAMES]
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