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全国ブーム再び!?「たまごっち」3月に復活!
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2004年2月3日 |
バンダイは,携帯育成デジタルペット「かえってきた! たまごっちプラス」を3月20日に発売することを明らかにした。全6色で価格は1,980円。
「たまごっち」は,ご存知の通り'96年11月に発売され,アットいう間に大ブームとなったデジタルペットの元祖とも言うべき商品。「ピポー」という呼び出し音に答えてエサをあげたり,遊んであげてたり,とにかくわがままなたまごっちを立派に育て上げる……その「たまごっち」が,2004年,ついに帰ってくる。
本日の「たまごっちプラス」発表会では,バンダイ代表取締役の高須武男氏のほか,「たまごっち」を開発したキャラクタートイ事業部の村瀬和絵氏などが出席。注目の新機能が紹介されたのだ。
まず機能面を説明すると,液晶のドット数は前作より2倍に,ICの記憶容量は約5倍になった。また「たまごっちプラス」にはオス&メスがあり,自分で名前を付けられるタイプに進化した。
育てていく過程は前のたまごっちと一緒だが,ここで重要となるのは赤外線通信機能が搭載・利用できること。友だちのたまごっちと通信(たまツー)することによって,ゲーム対決ができたり,プレゼントを贈ったり(プレゼント内容はランダム)できる。通信したたまごっちは友だちリストに登録(50件まで)される仕組みだ。
育成過程で通信でプレゼントの贈りあいを繰り返していくと,たまごっちは“おともだち”から“親友”,“大親友”と徐々に仲良くなっていく。異性同士なら“恋人”“恋愛”を経て“結婚”することもあるというぞ。
その後は出産を経て2世誕生,そして子どもの育成……と育てたあとの楽しみもバッチリ。ちなみに,晴れて夫婦となったたまごっち同士はいつまでも仲がいいまま……かというとそういうわけでもなく,その後の交友によっては悲しい離縁状態になってしまうこともあるとか。現実同様,気を付けたいところです(笑)。
ちなみに発売時には全国のロッテリアに,レアたまごっちがいる「でかたまごっち」が設置される予定だ。この「でかたまごっち」で通信を遊ぶと,レアアイテムがプレゼントされるということなので,購入したらぜひ出かけてみるべし。
なおバンダイでは,前作の際に問題となった大量の不良在庫や模倣品の氾濫などを繰り返さないため,今回のたまごっち復活に際し,同社取締役の本郷武一氏を“たまごっちチーフプロデューサー”に任命。模倣品対策,マーケティング対策,需給判断などの権限を集中管理する。その本郷氏は,「私も前作のたまごっち開発に関わっていたので,思い入れ・プレッシャーともに相当なもの。今回は一時のブームではなく,長期的に愛されるキャラクターとして育て上げていきたい」と意気込みを話していた。
前作でブームを担った10代・20代の女性は現在,ちょうど親にも当たることから,今回はファミリー層もターゲットとなる。そのため,販売ルートも玩具店,量販店,百貨店,コンビニエンスストアなどさまざまなルートで取り扱われる予定だ。バンダイでは,2005年末までに200万個の販売を見込んでいるという。
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