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ジャン・レノも絶賛「鬼武者」三部作，ついに完結!
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2004年2月12日 |
カプコンは本日（2月12日），プレイステーション2用「鬼武者3」完成披露発表会を開催した。
「鬼武者3」は，2001年に第1作が発売，俳優・金城武氏，故・松田優作氏の出演と“空前絶後のバッサリ感”で人気となった「鬼武者」シリーズの最新作。「3」の舞台となるのは，日本とパリの2カ所。信長との決戦の時を迎えようとしている左馬介と，突然の幻魔襲来に巻き込まれるジャック・ブラン，2人の男の物語が展開することになる。
本日開催された完成披露発表会にはまず，プロデューサーの稲船敬二氏とCGムービーを担当したロボットの倉澤幹隆氏，そしてCGムービーディレクターであり映画監督でもある山崎貴氏が登壇し，「今までとは明らかに違う出来」（倉澤氏）という注目のオープニングムービーについて制作裏話について語った。
最初に語られたのは，忍者姿で敵陣に潜入し，信長に加勢するべく本能寺へ向かう幻魔戦車軍を斬り倒しながら幻魔界最強の闘士・ガルガントと剣を交える左馬介をとらえ，上映終了後に観客席から大きな拍手が沸き上がった圧巻のオープニングムービーについて。
山崎氏はこの映像について，「“フォトリアリスティック”をコンセプトにしていたので，映画の手法であるミニチュアも取り入れ，かなりの時間をかけてて制作しました。SE担当の人も『映画1本分の労力を使ってるよ！』言っていたまし，これ以上長く作るのはとてもじゃないけど無理ですね（笑）。120分？ 勘弁してくださいよ！」とその苦労を語る。
映像のもう一つの見どころである左馬介とガルガントの殺陣シーンについても，「以前お伝えしたとおり，アクション映画で活躍中のドニー・イェンさんにモーションを担当してもらったんですが，撮影当日はワイヤーアクションを使い，カメラ24台で撮影する大規模なものになりました。ドニーさんが入ってかなり変わりましたよ」（山崎氏）と感慨深げ。倉澤氏も「この映像で“ゲームムービー”の既成概念を打ち破ることが出来たと思う」と胸を張っていたぞ。また稲船氏も「CGムービー班とゲーム班がある意味ライバル，という形で制作が切磋琢磨できたのが良かった」と制作を振り返った。
さらに会場には，もう2人の特大ゲストが登場！ なんと主役を演じた金城武氏，ジャン・レノ氏が来場し，制作過程について語ってくれたぞ。
これが初のゲーム作品となるジャン・レノ氏は，「ボイスはアニメ作品などでよくやっていたけど，モーションキャプチャーは初めてでした。最初，どういったことをすればいいのか……を理解することが大変でしたし，たくさんのカメラに囲まれることも慣れることができなかった」と初ゲームについて感想を語る。
一方，今回が2回目の登場となる金城武氏は「今回は本職の声優さんと一緒に仕事ができたので，とてもやりやすかった。より自信に満ちあふれ，強くなった左馬之介を演じることが出来たと思っている」と出来に自信をのぞかせていた。
ちなみにゲーム制作に関わった感想を聴かれたジャン・レノ氏は，「ゲームを作っている人の才能，そしてゲームに落とし込む作業にかける努力に，とても感銘を受けた。皆さんには『ゲームだから止めなさい』と言わないで，ぜひ子どもと一緒に楽しんで欲しいですね」と答えていたぞ。
最後に稲船氏は，「『1』の発表時にも言いましたが，『鬼武者』の三部作は今回で完結します。もう信長は復活しません（笑）。とにかく，スタッフ全員が『やり遂げた』感がある仕上がりになった思うので，ぜひ遊んでください！」とファンにメッセージを贈ってくれた。期待される発売は2月26日。ぜひ今から楽しみに待っていよう！
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