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誕生50周年作品「ゴジラFINAL WARS」制作開始
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2004年3月2日 |
'54年の誕生から半世紀の節目を迎えた日本が誇る巨大怪獣「ゴジラ」。その最新作となる映画「ゴジラFINAL WARS」の制作報告会が3月2日に開催された(モノクロ写真2枚は'54年「ゴジラ」)。
発表会会場では,6日から全国東宝系劇場で公開が予定されている30秒の劇場予告映像が上映され,“FINAL WARS”というその衝撃的なタイトルで最後のゴジラを予感させた。
シリーズ17作「ゴジラvsビオランテ('89年)」からずっと制作指揮を勤めるプロデューサー・富山章吾氏が,「今作は,『ゴジラ集大成』をスローガンに掲げており,過去に登場した人気怪獣10体が新デザインで登場するほか,豪華なキャスト,ゲームやマンガで活躍中のクリエーターなどが多数参加する」とし,「現在考えられる最高スタッフを総動員する」と嬉しいコメント。
監督には,スピード感溢れるアクションと,絶妙画面構成で人気を博す新進気鋭の北村龍平氏を起用! 新たな感性がどのようなゴジラを見せてくれるか期待が高まる。
撮影は5月中旬からスタートし,8月後半に撮影終了,その後編集作業に入るとのこと。また,国内以外にも,ニューヨークやパリ,上海での2カ月におよ海外ロケも決行される。
スタッフ,キャスト,上映時間とも従来にない規模となる本作は,フィルムの完成が11月中ごろとなってしまうため,残念なら,毎年新作ゴジラのお披露目の感があった,映画の祭典「東京国際ファンタステック映画祭」へ出典は見送られそうだ。
「ゴジラFINAL WARS」の気になるストーリーなど,詳細な情報は明らかにされなかったが,160ページ以上のボリュームを持った脚本に,従来のゴジラを超えたアクションとカメラアングル,そしてスピード感あるノンストップアクション作品になるとのこと。続報が待ち遠しい。
ちなみに,怪獣たちとさらに激しいアクションを繰り広げることになるゴジラは,基本的に従来のデザインを踏襲し,より軽く,より動きやすい新スーツを現在開発中とのこと。
観客動員数予定は? との問いに,富山プロデューサーは「平成シリーズ,ゴジラvsモスラの動員数420万人を超えたい!」と力強く宣言。最後に「ゴジラファン以外の人でも十分楽しめる映画になる,全く新しいゴジラアクションを見てほしい」とコメントした。気になる公開は12月11日。全国東宝系映画館に,日本が世界に誇る怪獣・ゴジラが最後の上陸を果たす!
[佐藤 元, SOFTBANK GAMES]
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