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IT:AIMゲーム監視機能でプライバシー侵害の懸念
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2004年3月4日 |
米America Online(AOL)が最新版のインスタントメッセンジャー(IM)とともにゲームを提供し始めたことについて,一部顧客は,自分たちは同社にいいようにされているのではないかと懸念している。
AOL Instant Messenger(AIM)5.5にバンドルされたソフトが「スパイウェア」スキャンに引っかかるようになって以来,AOLの掲示板やBroadbandReports.comなどのサイトには,AIMユーザーからの苦情が掲載され始めた。AIMにバンドルされているWildTangentのゲームに,その製品が利用されるたびに同社に報告するツールが含まれているためだ。
WildTangentのアレックス・セント・ジョンCEO(最高経営責任者)は,同社は不適切なことは何もしていないと主張している。「このツールは密かに動作するわけでも,ポップアップを表示するわけでもない。当社がインターネットでリリースしているコンテンツがどれだけ人気があるかを報告するものだ」。
有害か無害かはともかく,このソフトとそれをめぐる論争は,ネットから無料でダウンロードできるソフトに付いてくる予想外の機能に対して,コンシューマーが次第に敏感になっていること,そして顧客データを密かに収集しようとする企業への反発が起きる可能性を浮き彫りにしている。
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