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次期UO拡張版は日本がテーマ!侍・忍者も登場
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2004年3月5日 |
エレクトロニック・アーツは本日(3月5日),Windows用MMORPG「ウルティマ オンライン」の最新拡張版の日本向けプレスカンファレンスを開催した。
登場したのは「ウルティマ オンライン」開発を行うオリジンシステムズのアンソニー・カストロ氏。「開発は今現在進行中で,最終的な内容とこのカンファレンスの内容は異なる場合がある」と前置きした上で,期待される拡張版の実質的な内容を公開した。
カストロ氏によれば,次期拡張版(名称未定)のテーマは「日本」。「日本の中世(戦国時代)をテーマにしたマップや職業ができる」(カストロ氏)という。
■職業に戦士タイプの「侍」とアサシンタイプの「忍者」が追加!
まず職業は,「侍」「忍者」が追加される。侍は戦士タイプ,忍者は特殊能力を使うアサシン(暗殺者)タイプのキャラクターとなる。
侍,忍者とも成長度合いによる階級が用意され,「侍だったら足軽〜将軍,といったような階級を考えている」。忍者については,「不思議な力を持ち,気づかれないうちに敵をやっつけるような職業をイメージしている。『カエルに乗る』っていうアイデアはどうかな?」という言葉も。
もちろん脇差し,鎧,着物などの新しい小物・武器類も追加される予定だ。
■新しい大陸は“冒険”がテーマ。武家屋敷・神話の生物も敵として登場?
次に,追加される新大陸は“冒険”が主目的となることが明らかにされた。
侍や忍者になりたての人がその能力を高めるための低レベルなエリアも設けるが,「あくまで目的は冒険」。中〜上級者がメインのエリアとなり,家を建設するための土地が用意される可能性も今のところ低い。
新大陸に登場するモンスターは,「日本の伝説的なモンスターを登場させたい」とのこと。八俣の大蛇といった怪物や妖怪など,日本人にとって馴染みの深い伝説の生物が「UO」に登場しそうな気配だ。
またハウス・デザイン・ツールの新要素として,障子や斜めの屋根といった日本の家屋風キットも追加される。
■PvPシステムの改良は次へのステップ!世界の統合も
そして「まだ試行錯誤の途中」と説明された「PvP」システムは,「戦闘そのものや戦略をどう楽しむか?」「なぜ戦闘をするのか?という目的を,分かりやすいものにする」という2つの目的のもと,改良が進められているという。
ちなみにUO全体として「フェルッカとトラメルを統一する」という大きな改革も予定されており,今回の改良はそのステップとして行われる,という要素もあるようだ。
現在,拡張版のリリース予定は,「今年秋か冬の間」。カストロ氏は最後に,UOの全プレイヤーの40%を占めるといわれる日本のユーザーに対して「今回のプレスカンファレンスの内容に対する感想や反応が楽しみです」とプレスカンファレンスを締めた。
[SOFTBANK GAMES]
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