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九州新幹線開業記念イベントに新Train Simulator
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2004年3月13日 |
本日(3月13日),JR九州待望の九州新幹線が新八代駅〜鹿児島中央駅間で部分開業し,その記念イベントがJR博多駅前で行われた。当日は開業を祝うかのような晴天のもと,会場では九州新幹線の座席展示のほか,テレビやラジオの生中継などが行われ,家族連れから鉄道マニアまで多くの人が集まった。
その開業イベントで現在,鉄道シミュレーションファンに注目されているPS2用「Train Simulator 九州新幹線」が初お目見え。ゲームの体験ブースが置かれたり,ステージではデモンストレーションも行われるなど,初めてゲーム画面が公開されるだけであってファンの熱い視線が注がれていた。
デモンストレーションのステージには,ゲーム制作者の向谷実氏とJR九州唯一の女性運転士・廣渡美香さんが登場。廣渡さんは実際は在来線の運転士で本物の新幹線を運転したことはないらしいが,さすがにプロだけあって軽快な運転ぶりを披露してくれた。ゲーム画面上で鹿児島中央駅につばめを正確に停車させると会場からは拍手喝采!!
無事運転を終えた廣渡さんは,「日ごろはゲームをしませんので,同期の運転士がいる鹿児島まで出かけ,大分から来たもう一人の同僚と3人で徹夜で特訓しました。しかし実際の運転のほうがラクですね」と笑う。
ゲームについては,「このゲームは運転席からの走行風景に実写が使ってあるので本物そっくり。プロの運転士がシミュレーションできるレベルなんじゃないですか」と太鼓判を押していた。
ステージで身振り手振り付きでアツくゲームの特徴を説明していた向谷氏も,「このゲームで新しい旅を楽しんでほしい。実写撮影だけでなく運転士さんの声や列車の音録りなど,JR九州さんの全面的な協力のおかげで満足いくものになりそう」と完成までの意気込みを語る。
ソフト展示ブースでは地元のファンが早速,ゲームを体験していた。「運転台からの風景が九州のものなので臨場感があります」というのは,この日のために来たという桑野くん。そのほか,ちっちゃな坊やから山手線版などシリーズ全作を持っているという熱烈なファンまで,画面に釘付けになってプレイしていた。
向谷さんがこだわりにこだわって制作している「Train Simulator 九州新幹線」。実際に九州新幹線が開業したことで関心がさらに高まるのは必死。あとは発売日を待つだけだ。
「Train Simulator 九州新幹線」は,5月31日発売予定で,価格は6,000円(税込)。現在,ジェイアール九州商事のHPにて先行予約受付中。
[SOFTBANK GAMES]
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