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IT:SCEが描く,未来型ゲーム機「PS6」の機能
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2004年3月27日 |
プレイステーション2の次世代モデルでも,ソニー幹部からブーイングが出ることはないだろう。しかし本当にすごいのは,プレイステーション6だ。
米サンノゼで開催のGame Developers ConferenceでSCE研究者がプレゼンテーションを行い,今後10年から20年,そしてそれ以降の技術の進展を予測した。
最も大きく変わるのは,プレイヤーによるゲームのコントロールと通信方法だという。「×」ボタン(日本の○ボタン)などもう不要だ。未来のゲーム機はカメラを使ってユーザーの体の動きと表情を読み取り,先端の音声認識技術を搭載したマイクで音声コマンドを理解する。そしておそらくこうしたゲーム機はすべてパーソナルエンターテインメントロボットに組み込まれるようになるだろう。
「これらのセンサーはすべて連係して機能し,コンピュータがこれをすべて取りまとめる作業を処理する」と,Sony Computer Entertainment Americaのスペシャルプロジェクト担当マネジャー,ドミニク・マリンソン氏は語る。
ディスプレイ技術も大きく進展し,ゲームのプレイ方法を変えてしまうだろうと話すのは,Sony Computer Entertainmentの研究開発ディレクター,リチャード・マークス氏。画像を網膜に直接投影するヘッドマウント式のディスプレイによって,現実の世界とまったく変わらないイメージを作り出す。無線でネットワーク化されたディスプレイをバス停留所から冷蔵庫のドア,自分の洋服まであらゆる場所に取り付けることで,ゲーム体験はリビングルームだけにとどまらなくなる。
「つまり,続き物のゲームをどこででも取り出してプレイできるということだ」とマークス氏。
ゲーム機の内部ではプロセッサの柔軟性が増し,開発者は必要に応じて一部の設定を再構成できるようになる見通しだ。
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[SOFTBANK GAMES]
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