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アイリス・西原さんのミニライブは内容盛りだくさん
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2004年3月30日 |
「サクラ大戦」の世界をイメージしたセガの“Sakura Cafe”において,アイリス役の人気声優・西原久美子さんが「Sakura Cafe ミニミニライブショウ」を行った。
このミニライブは,花組の人気声優による歌とトークが楽しめるもので,昨年末に第1弾として,さくら役の横山智佐さんのライブが行われて大人気だったのだ。
3月26日に行われた,今回の「Sakura Cafe ミニミニライブショウ2 〜西原久美子『アイリス』を歌う〜」も,平日の昼間ながら立ち見までぎっしりという大盛況ぶり。
「ホームパーティみたいなライブになれば嬉しい。楽しんでいってください」という挨拶で,始まった西原さんのミニライブ。フリルの付いた可愛い衣装で登場。左胸にはアイリスのイメージカラーである黄色の花が。「さすがに普段は着ません」と,お客さんを笑わせる。何でも持っていらっしゃる服の中で一番アイリスらしい服で,実は舞台用の服だとか。なるほど。でもとっても似合って可愛かったです。
名曲「エチュード」などを披露した後,トークに。「歌謡ショウでの“身長ネタ”(子役なのに西原さんは背が高めというオチ)は,コンパクトの夏服ができてから控えた」と,裏話なども聴けた。
さらに“Sakura Cafe”で販売されているアイリスのラムネも,広井王子氏から教わったというラムネ誕生の由来なんてのも交えながら,きちんと(笑)紹介されてました。そのラムネの歌では,会場内の大型TVモニタ上で西原さんの映像に炭酸の泡がインポーズされるという趣向も。
「さすがに“チチンのプイ”は,1人じゃ恥ずかしいからみんなで歌って〜」と,客席の中に設置されたサブステージに。前述のTVモニタにカラオケのように歌詞が出て,指定の部分をお客さんが一緒に歌うと仕組み。さすが平日に会社を休んで来るような熱狂的なサクラ&西原ファン,みんな積極的に「チチーンのプイ♪」と盛り上がってました。
実は,このミニライブ,出演者自らが構成を考えるという趣向で行われており,その内容も注目されていた。
西原さんがステージで行ったのは「青い鳥」の朗読。BGMやSEもスピーカーから流されて,かなり本格的なもの。主人公の兄妹はもちろん,その母親など何役も演じ分けるという声優の素晴らしさを再認識。個人的に某作品におけるたった6文字の演技で,声優の凄さを教えてくれたのが,ほかならない西原さんだった……。読み上げる表情も素敵で,思わず見入ってしまう。
実はかなり悲しい物語である「青い鳥」。ファンも息を飲んで聴き入っている。中には涙ぐむ女の子も。その雰囲気の中,ゲストのレニ役・伊倉一恵さんが。二人でちょっと静かな曲を歌い上げ,貴重な生の朗読をきっちりまとめてくれた。
改めて,アイリス&レニの黄金コンビによる「ノエル」の輪唱(アカペラだっ!!)などが聴けて,ファンは大満足。「自分でステージの構成を考えたときに真っ先に伊倉さんにゲストに来てもらうことを決めた」(西原さん)というほど,息の合ったところを見せてくれた。トークでは新春歌謡ショウのDVDをアピールすることも忘れませんでした!
最後に「こういう機会がなければ,自分のライブができることはなかったと思う。みんなに楽しんでもらえてとっても幸せ」と挨拶し,アイリスのような満面の笑みでミニライブを締めてくれた。
[牛丼の大将, SOFTBANK GAMES]
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