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ダイマジック,2chステレオで5chを実現する技術
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2004年4月6日 |
ダイマジックは本日(4月6日),3Dサラウンドエンコーダ「DiMAGIC EST-PRO」を発表した。
このエンコーダは,ヘッドホンで5.1chサラウンドを実現する「DiMAGIC Headphone」,2chのコンテンツから自然で高品質な5.1chサラウンドを再現する「Adaptive Surround」の2つの新技術を搭載した製品。
「DiMAGIC EST-PRO」は,内蔵された2枚のオーディオカードが別の信号処理を行うため,従来製品に比べ早いスピードでの処理が可能になった。そのため,2chのコンテンツをリアルタイムに5.1ch変換,安定した音源で再生することもできるようになった。
また入出力を別々のフォーマットに対応・変換させることが可能に。外部メモリにフラッシュROMを採用したことにより,企業独自のプログラムも盛り込めるという。
このほか,2スピーカーでの高品質な3Dサラウンド再生を実現することが可能。2ch→5chに変換したコンテンツに,ダイマジックのサラウンド技術・DVX処理を施すことで,再び2chのフォーマットへ変換することもできるという。この処理を施したコンテンツは,DVX再生方式に対応した機器ならば,近接した2スピーカー(携帯電話など)でも高品質な3Dサラウンドとして再生できる。
さらにダイマジックでは,同技術を搭載し,ソフトウェア上でリアルタイムにオーサリングするソフト「DiMAGIC Virtualizer」も発表した。電送方式や再生環境に最適化された3Dサラウンドを作成できるソフトとなる。
ダイマジックでは今後,これら技術を携帯電話の着メロ,着うた,動画コンテンツでの3Dサラウンド化,映画やビデオ,ゲームなどでのサラウンドオーサリングツールとして展開していきたい考え。各製品の販売については,当分の間各企業とのライセンス提供という形で進めていく計画だ。
[SOFTBANK GAMES]
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