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秋葉原にアニメ専門劇場開館!「月姫」声優がトーク
2004年5月21日

 5月21日(本日),秋葉原にアニメ専門劇場(映画館)がオープンした。地下鉄・末広町駅の出口の目の前だ。振り返ればサイバー都市・アキバが広がるというシチュエーションは,アニメファンの新しい聖地になるかも!?

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 同劇場「秋葉原オリエンタルコミックシアター」では,オープンを記念し,本日終日「真月譚 月姫」をマラソンで上映。衝撃の第1話から感動の第12話を5時間かけて楽しむことができたのだ。

 主人公・遠野志貴は子どものころ,瀕死の大事故をきっかけに,父親によって遠野の家から遠ざけられ,志貴は遠い親戚の家に預けられることとなる。父の死により,高校生になった志貴が再び遠野家へ戻った時,物語が動き出す――というもの。

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 全話の上映が終了すると,ヒロイン・アルクェイド役の生天目仁美さんと,主人公の妹・秋葉役の伊藤静さん,さらに,アニメ制作のJ.C.STAFFプロデューサー・松倉友二氏をゲストに迎えてのトークショーが行われた。

 まずは劇場のオープンイベントということもあって秋葉原について質問されると,「デビューが業務用ゲームで,そのロケテストが秋葉原で行われると聞いて来たことがある」(生天目さん),「ゲームを買いに秋葉原によく来ていました」(伊藤さん)とのこと。「いきなり“濃い”話になっちゃったね」と笑うお二人。

 そんな仲良しの生天目さんと伊藤さんだが,同じ事務所に所属しながら,親密になったのはほかならない「月姫」のオーディションだったという。オーディション会場で会って,お互い合格したことをメールでやり取りしたとか。声優の決定について松倉氏は「あまり耳障りにならない声で,自然に演技をされる方たちを選んだ」と話している。

 出演者のお二人が特に印象に残っている話は,特に主人公・志貴との恋愛に絡む部分。微妙に志貴への感情が変化していくアルクェイドや秋葉を演じられて勉強になったと口をそろえる。

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 シリアスなストーリーながら,アフレコ現場は食べ物の話で盛り上がったり,落書きがはやったりと,和気藹々だったこともトークで明らかに。みな年齢も近く,本当に楽しい現場だったようだ。

 さて,このアニメは原作が同人ゲームという,一風変わった作品なのだが,松倉氏は「ゲームはさまざまなエンディングが用意されている。アニメ化に当たり,この作品で最も大切な部分はどれかをスタッフで苦労して探し出そうとしました」と振り返る。

 ちなみに原作のゲームは,生天目さんが全キャラクター分をクリアしたと胸をはるのに対し,伊藤さんは自分のキャラである秋葉ルートをデータのクラッシュでクリアできないままになってしまった,と集まった観客を笑わせる。「シェルルートの怖いシーンが印象的」(伊藤さん)とゲーマーらしい(?)コメントも聴けた。

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 この後,サイン入りのポスター抽選会も行われたが,生天目さんのサインに書かれた絵に「可愛いクマさんですね」と司会(同劇場の支配人さん)がコメントすると「……それ,犬です……」(生天目さん)と,最後までアットホームなイベントとなった。

 なお,同劇場における生天目さんと伊藤さんのトークショーは,5月29日の16時15分からと,17時からの2回行われる。新しいアキバの名所を楽しみつつ,アルクエイドと秋葉に会いに行こう!! 上映イベントスケジュールなど詳細は秋葉原オリエンタルコミックシアターの公式サイトを参照のこと。


[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]

(C)TYPE-MOON/「真月譚 月姫」製作委員会

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