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すぎやまこういち氏が専門音楽レーベルを設立
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2004年5月26日 |
本日,都内にて「SUGIレーベル」発足の記者発表会が開催された。
「SUGIレーベル」は,「亜麻色の髪の乙女」「花の首飾り」「ドラゴンクエスト」の作曲を手がけてきた すぎやまこういち氏が立ち上げる新レーベル。発表会は NHK交響楽団メンバーによって構成された“マティアス・ムジクム・カルテット”による「ドラゴンクエスト序曲」「哀愁物語(ドラゴンクエストV)」「亜麻色の髪の乙女」の弦楽四重奏によって幕を開けるという すぎやま氏らしい演出でスタートした。
本日の発表会に姿を見せた すぎやまこういち氏によると,この「SUGIレーベル」設立の目的は「100万ヒットを狙うことではない」という。「ドラゴンクエストの序曲を書いたのは18年前だけど,今でも現役で活躍しているし,コンサートで演奏してもいまだに反響が大きい。『亜麻色の髪の乙女』も同じだ。『SUGIレーベル』では,こうした息の長い,生命力の長い音楽を提供していきたいと思っている」(すぎやま氏)。
レーベルから発売される第1弾のCDは,「交響組曲 ドラゴンクエストV 天空の花嫁」(6月23日発売)で,演奏は東京都交響楽団。ドラゴンクエストシリーズの交響組曲としては実に4年ぶりの新録音盤となる。
東京都交響楽団の演奏について すぎやま氏は「今一番曲の演奏に勢いがある,のっている楽団にお願いし,すべての面において納得できる演奏を収めることができました。ロンドン・フィル・ハーモニー,NHK交響楽団,それぞれの演奏の違いを聴いてもらえれば嬉しいですね」と話していた。
次作のリリースについては現在未定だが,既に年内に3つのオーケストラ収録が予定されており,時間の空けずに積極的なリリースが続くことは間違いない。今後の展開についても「ビートルズ作品のオーケストラ,自分がプロデューサーとして関わった作品など,日本の音楽に財産として残していきたい楽曲をリリースしていきたい」と コメントを寄せてくれたので,ファンはぜひ期待しておこう。
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