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ナムコ50周年を1000人が祝福.盛大なパーティに
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2004年6月1日 |
ナムコは6月1日(本日),都内のホテルにおいて創立50周年を記念したパーティを開催した。会場にはエンターテイメント業界,IT業界のトップはもちろん,政界や他業種の招待客1000名が溢れ,同社の歴史や事業の幅広さ,影響力の大きさを物語っていた。
正式には来年6月1日をもって50周年になるが,会場には前身である中村製作所の木馬や同社のビジネスの歴史をパネルにしたもの,そして“パックマン”らが展示されており,ナムコの50年を見ることができた。“ライバルであり戦友”であるナムコの歴史パネルを,感慨深げに読んでいる某大手ゲーム会社のトップの姿が印象的だった。
展示されていた木馬は,昭和30年に中村製作所が創立されたときに,横浜の松屋(現・松坂屋)デパート屋上に設置したもの。1回5円で楽しめたという。壇上に立った代表取締役会長・中村雅哉氏は,「社員3人でスタートした。金魚すくいを展開しようとしたが,金魚がみんな死んでしまい損失も出したこともあった」と当時を振り返る。
78歳という中村氏だが,いくつものグループ企業の取締役にも名を連ねる元気さをみせる。「エンターテイメントをもっと浸透させるために,テーマパークなども手掛けた。映画やレストランなどもたくさんの人にエンターテイメントを提供するため展開している」とコメント。まだまだ楽しいことを提供してくれそうだ。
その中村氏は新体制として,代表取締役社長・高木九四郎氏らナムコ幹部を壇上に呼んで紹介。今後の新体制での展開に期待を寄せている。
来賓の挨拶として森喜郎・元首相が壇上に。「(中村氏の)友人代表として挨拶する」という森氏。森氏が提唱したあの「IT革命」は,ナムコの中村氏らにきっかけをもらったことを明らかに。「IT革命」に向けさまざまな助言も中村氏からもらったという。
会場には,SCEの久夛良木健氏も顔を見せ「初代のPS本体と同時にナムコさんから“リッジレーサー”をリリースしてもらい,PSの1億台への歴史が始まった。今後もともに頑張っていきたい」とコメントしていた。ほかにも,任天堂やMSのビル・ゲイツ氏らからも祝辞が届いていた。
その後,前述の木馬2台からスタートし,「ギャラクシアン」「ゼビウス」「ナンジャタウン」〜とナムコの歴史の映像が巨大スクリーンで流されたり,タレントが中村氏に花を届けたりと,終始華やかなパーティとなった。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
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