 |
11月発売の「ブリンクス2」は協力プレイも可能!!
|
|
2004年6月17日 |
既報の通り，マイクロソフトは6月17日，都内で「Microsoft Game Studios タイトル発表会」を開催。Xbox最新タイトル11本が紹介された。そのうち，特に注目を集めていたのが，今回初お披露目となる「ブリンクス2：バトル・オブ・タイム＆スペース」だ。
今回の発表会では，開発元のアートゥーンからディレクターの大島直人氏と松本卓也氏が出席。「多数の新しい挑戦をしているので，1人のディレクターでは賄えなかった」と，「ブリンクス2」がダブルディレクター体制になったことを説明する。
ワールドワイドで65万本を記録した前作に負けない魅力が満載だ。画面の美しさが向上したほか，ロックオン機能の追加など操作性も大幅に改良されている。今回はブリンクス君が率いるネコのタイムスイーパー側だけでなく，敵であるブタのタムタム団側でもプレイできることになる。大島氏や松本氏が「ストーリーにも注力した」と口をそろえるように，一つの話を敵・味方からなぞっていくことでストーリーの全貌が見えてくる。
タイムスイーパー (ネコ) は，前作を踏襲したタイムコントロール (時間操作) を駆使して難関に立ち向かっていく。周囲の時間をスローや一時停止して，迫り来る砲弾などを避けるデモ映像も流された。発表会後の合同インタビューで，大島氏らも「前作では時間操作を上手く使ってもらえないこともあったので，今回はこの機能を大きくアピールした」と話している。
ある程度ストーリーが進むと，今度は時間ドロボーのタムタム団 (ブタ) として，特殊能力スペースコントロール (空間操作) を使いながら「お宝」を盗み出すこととなる。空間に穴を開けてワープできたり，落とし穴を作って敵をハメたりできるスペースコントロールは面白そう。空間を行き来して，ガード（警備員など）の目をかいくぐるのだ。
なお，両プロデューサーが今作最大のイチオシという，プレイヤーキャラクターのカスタマイズ機能も魅力。ネコの耳や輪郭など顔はもちろん，身体つきや着ているジャケットなどコスチュームまで，25項目以上を自分好みにカスタマイズ可能だ。「自分で作ったキャラを操作できると，プレイしているときの感情移入も全然違うはず」と話す松本氏。
また，もう一つの特徴が，マルチプレイ。デモで行われた2人による協力プレイでは，画面が上下に分割されていた。片方が前述の時間操作を，もう一方が掃除機を使ってアイテムを吸い込む，といったように役割分担をすることになり，プレイヤー同士の息が合うかがポイントに。4人までの対戦も楽しめるという。
大島氏＆松本氏によれば，「後はゲーム調整を残している」ということで，開発進行度は現在約70％とのこと。早くプレイしたいっ!!「常に新しいことに挑戦し続けている」という2人のプロデューサーが，「時間操作という概念以外はすべて新しい作品」と注力している「ブリンクス2」は11月リリース予定。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
(C)2004 Microsoft Corporation. All rights reserved.
|
