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仏ビベンディ,国内の家庭用ゲーム市場に本格参入
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2004年6月25日 |
Vivendi Universal Games(ビベンディユニバーサルゲームズ,以下VUG)は本日(6月25日),都内にて記者発表会を開催,日本国内のコンシューマー事業に本格参入することを明らかにした。第1弾は映画と同時期発売となるPS2「ヴァン・ヘルシング」。
VUGは,ブリザード・エンターテイメントやシエラ・エンターテイメント,ユニバーサルインタラクティブなど,数多くの優良開発会社を傘下に持つゲームパブリッシャー。「クラッシュ・バンディクー」「スパイロ・ザ・ドラゴン」「ハーフライフ」「カウンターストライク」などのゲームを海外で販売している。
これまで,同社のコンシューマータイトルはコナミやSCEなどの日本のメーカーを通して国内販売されてきたが,今後はVUGが独自にブランドを打ち立て,販売することになる。同社が今年度に発売するコンシューマータイトルは以下の通り。
・PS2「ヴァン・ヘルシング」(9月16日発売) ・GBA「クラッシュ・バンディクーアドバンス わくわく友ダチ大作戦」(11月発売) ・GBA「スパイロ アドバンス わくわく友ダチ大作戦」(11月発売) ・PS2「レッド・ニンジャ(仮)」(12月発売) ・PS2「クラッシュ・バンディクー5 え〜っクラッシュ&コルテックスの野望?!?」(12月発売)
VUGコンシューマータイトル第1弾となる「ヴァン・ヘルシング」は,プレイヤーはドラキュラ退治に命を賭ける人物,ヴァン・ヘルシングとなり,ドラキュラをはじめオオカミオトコ,フランケンシュタイン,モンスターなどを退治する旅に出る。ゲーム自体は,銃や剣,ブレードなどを使いながら敵を倒していく3Dアクションだ。
ただ敵を倒していくだけでなく,三角跳びで上部に行ったり,仕掛けを探して扉を開けたりと自由度は高い。アクションの合間にムービーが入るなど演出面も考えられているようだ。価格は7,140円。
もうひとつ,発表会の中で記者から注目を集めていたのが「レッド・ニンジャ(仮)」。バイオレンスアクションにお色気要素をプラスした美少女ニンジャアクションアドベンチャーで,開発を行うのは国内の企業。既に昨年のTGSで発表されているが,今回,正式に12月に発売されることが明らかになっている。
VUG日本支社代表のニコラ氏は,今回の国内本格参入に関して「これまでライセンス事業を通し,日本にビジネスモデルがあるかどうかを調査してきた。今回,日本に市場があること,そして重要であることが確認できたので,参入することに決めた」と話す。
同社は今後,VUGの持つゲームコンテンツのうち,日本のユーザーの嗜好に合ったタイトルを選別してコンシューマータイトルを発売する。なおPCゲームに関しては独自で販売する考えはなく,しばらくライセンスでカバーしていく計画だ。「来年あたりに新しいMMOを出していきたい」(ニコラ氏)という言葉も聴かれていたので,ぜひこちらも楽しみにしたいところだ。
[SOFTBANK GAMES]
(C)2002-2004 Vivendi Universal Games,Inc. All rights reserved. "TM" and "(C)"indicate trademarks or registered trademarks of their respective owners. ※スクリーンショットは現在開発中のものです。
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