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久夛良木氏「PSPは娘」.ツール&次世代機も順調
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2004年7月12日 |
ソニー・コンピュータエンタテインメントは7月12日,都内のホテルにおいて「PlayStation Meeting 2004」および「PlayStation Awards 2004 10th Anniversary」を開催した。
先に行われた「PlayStation Meeting」において,最初に壇上に立った久夛良木健氏は,10年を迎えたプレイステーションが1億台を突破したことを改めて報告。5年目のPS2は「折り返し地点」と位置付け,最も有力なプラットフォームというポジションは変わらないという。
同時に久夛良木氏が「長男(PS)・次男(PS2)に続く『娘』」だという,プレイステーションポータブル(PSP)について説明。ロードマップを示した。PSPは今年のTGSにプレイアブル出展が行われ,年内には日本国内で発売されるという。今期末には欧米でリリース予定だ。
さらにPSP用のソフト開発ツールについても触れ,同社初のエミュレータツールを今まで提供してきたが,2005年にはPerfomance Anadlyzerなどの提供も予定されている。集まった開発者から拍手も。
ここで,さらに久夛良木氏は「次世代機」の計画も急きょ発表。ロードマップでは「Next System」とされたこの新エンターテイメントマシンは,今年度内にプレミア発表会が行われ,E3に出展,TGSで「プレイアブルタイトルがあればいいなあ」(久夛良木氏)という計画。ちょうどPSPの1年遅れで同じような歴史を刻むことになりそう。
「こうした具体的な計画が発表できるということは,われわれの(次世代機)開発が順調に進んでいることの証明」と久夛良木氏はコメントし,一部で囁かれているPS3開発の遅れを否定した。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
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