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シェンムーオンラインなどセガが中国市場本格参入
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2004年8月3日 |
セガは8月3日,中国市場におけるオンラインゲーム事業に本格参入する計画を明らかにした。リリースによれば,同社はPC向けオンラインゲーム事業を戦略事業と位置付け,中国現地企業とのパートナーシップを強化していく計画。
セガは,中国市場においてオンラインゲーム事業を展開するに当たり,現地拠点としてセガオブチャイナ(董事長兼総裁:岡村秀樹氏)を,6月に上海市に開設。中国市場への本格参入の準備を進めていた。
今回,中国市場におけるサービス展開を予定しているPC向けオンラインゲームタイトルも明らかにされた。
「ファンタシースターオンラインブルーバースト」は,中国の大手IT関連企業ザーヴァテクノロジーの子会社であるザーヴァデジタルエンタテインメントとライセンス契約を締結。この契約に基づき,ザーヴァデジタルエンタテインメントは「PSO BB」の中国でのオンラインゲーム運営サービスを行う。
また,セガおよび現代デジタルエンタテインメント(本社・韓国ソウル)で共同開発を進めているPC向け多人数同時参加型レーシングゲーム「CTRacer」も中国市場で展開する。中国でのオンラインゲーム運営は,中国のオンラインゲーム運営会社である上海天縦網絡が担当。
「シェンムーオンライン」は,DC向けに発売されたあの「シェンムー」シリーズの世界観をもとに,新たにPC向けに開発を進めている多人数同時参加型アクションRPG。セガは,韓国のゲーム開発会社・JCエンタテインメントと共同開発・共同展開を進めていくという。
この「シェンムーオンライン」の中国展開に当たり,セガは中国のオンラインゲーム運営会社・T2テクノロジーホールディングスとライセンス契約を締結したという。中国における「シェンムーオンライン」の正式サービスは,2005年にスタート予定。
[原 毅彦, SOFTBANK GAMES]
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