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8回目となる夏の恒例「サクラ大戦歌謡ショウ」開幕
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2004年8月13日 |
ついに本日(8月13日),恒例の「サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ」が新宿厚生年金会館で開幕した。19日まで。
今回で8回目を数える夏の「歌謡ショウ」は,ゲームやアニメ版の「サクラ大戦」出演声優が,実際に自分の役でダンスや歌,劇などを繰り広げるイベント。今回の演目は知名度も高い中国の「新西遊記」。
恒例の二幕構成となっており,一幕は普段の帝国歌劇団花組の面々を描いたもの。オープニングレビューの「ユンホォア」から,華麗な衣装と舞が披露され,来場者を舞台に釘付けにする花組の面々。
と,いきなり客席に警察官が! 帝都で盗みを続ける“桃栗小僧”を追っているのだという。追い詰められる“桃栗小僧”だが,仲間の手助けで何とか逃げ延びる。しかし潜んでいたカメラマンにその素顔を撮られてしまう。この“桃栗小僧”は実はさくら(横山智佐)のそっくりさんだったから,さぁ大変。警察は「新西遊記」の公演準備に追われる新大帝国劇場に乗り込んできて,さくらを連れて行ってしまう――。そのとき花組は? 本当の“桃栗小僧”は?
花組らしいテンポの良い会話とギャグの中に,「仲間」の大切さを思い出させてくれる。仁義に悩むダンディボスや,いつもは何でいるのか分からない“あの人”たちも花組の大事な「仲間」で良かった――。
そんな一幕をうけて,二幕の劇中劇「新西遊記」も「仲間」を意識したストーリーとなっている。
金の亡者たちにも,三蔵(岡本麻弥)は慈悲の心で接していくが,悟空(田中真弓)はどうも納得がいかない。そんな中,金角(渕崎ゆり子)・銀角(伊倉一恵)は三蔵をひょうたんの中に閉じ込めてしまおうと画策する……。
金閣・銀閣の登場シーンは,ロックライブよろしく渕崎さん&伊倉さんはノリノリ。骸骨の付いたマイクスタンドを振りかざしながら,汚い言葉でののしるように歌うシーンは,事前にコメントしていたようにレニ&伊倉さんにはあまり縁がないかも。
京劇の変面などで盛り上がった後は,悪の牛魔王(高乃麗)と悟空の対決に!!「仲間」である八戒(横山)や沙悟浄(西原久美子)ともに悟空は,強大な敵と闘うが……。戦闘シーンでは,花組の面々の殺陣があちこちで展開。フライングによる効果も多用されており,今回飛ぶのは1人だけではなかった!(だれがワイヤージャンプをしたかは劇場でのお楽しみ)
最後は思わず涙ぐんでしまうほど感動的なエンディングを迎える。「仲間」とともに二幕では「永遠の命」もテーマとして扱われているようで,花組流の答えが見事に描かれている。そんな意味でも是非とも親子で楽しんで欲しい今回の舞台は,8年もの帝国歌劇団花組が「仲間」を信じて結束してきた集大成といえる。必見!
[牛丼の大将, SOFTBANK GAMES]
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