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ニンテンドーDS体験会で岩田氏が開発経緯を語る
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2004年10月7日 |
任天堂は10月7日,都内においてニンテンドーDS体験会「NINTENDO DS Preview!」を開催した。日本国内では,まだ実際にNDS実機に触れる機会が少なかっただけに,会場には溢れんばかりの報道関係者らが集まった。
最初に壇上に立った,同社取締役社長・岩田聡氏は,ニンテンドーDSを開発した理由を説明。「ゲームの技術はスゴイが,複雑になりすぎてゲーム離れを起こしてしまっている。シンプルなものが望まれているとはいえ,ただのシンプルでは,ずっとゲームをやって来たユーザーには物足りなくなってしまう。この辺りが難しい」と,市場について話す。
「そこでゲームをやって来た人もそうでない人も同じスタートラインに立つ,新しい遊び・驚き・珍しさを提供したかった」(岩田氏)。それがコントローラさばきの上手い下手が関係ない,タッチスクリーンにつながったとする。また,もう1つの特徴である2画面についても,モードの切り替えや従来画面の端に小さく表示されていたものなどを利用できると,「遊びやすさ」に繋がるとする。
また,マイク入力とともに,ワイヤレス機能など新たな遊び方も提案していくという。店頭に手持ちのNDSを持ち込み,期間や回数を制限した試遊サービスなども検討しているという。
この後,宮本茂氏が登場。具体的なサービスなどについて解説を行った。詳細は追って掲載するが,NDSの日本国内でのラインアップは現時点で,46社・142タイトルが計画されているとのこと。ソフトのカートリッジは3,800円〜4,800円。
いずれにしろ,多数の新しい試みが用意されたNDS,その展開に注目したい。さらに,セガやスクウェア・エニックスらのクリエイターも登壇して新作を紹介するなど,盛り上がった。詳細は以下の関連記事を参照。
[SOFTBANK GAMES]
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