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きみ死ね,水口氏新作,エッグをNDSで遊んでみました!
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2004年10月7日 |
本日(10月7日)行われた「ニンテンドーDS体験会」では,本体同時発売タイトルをはじめ,数多くのNDS専用ソフトを体験できた。30分の入れ替え制という短い時間ではあったが,記者が体験できたタイトルを中心に試遊感などをお届けしよう。
■吹くと画面のロウソクが消える! 不思議な曲もポイントの「きみのためなら死ねる」
まずは公式HPのオープンとともに「あの曲」が話題となった「きみのためなら死ねる」。前々からの評判が高いこともあり,今日の体験会でも,試遊台での待ち時間が一番長いタイトルとなった。
ゲームは,最初にムービーと4コマ漫画形式(上画面に2コマ,下画面に2コマ)でストーリーが表示され,プレイヤーは目的に沿ったゲーム群を順次クリアしていく。スタイリッシュな画面と「胃に入った金魚をペンを使って上部に戻す」「迫ってくるロウソクを吹き消す」といった新感覚ゲームの組み合わせはなんともシュールだ。
特に来場者を驚かせたのは「ロウソクを吹き消す」ゲームで,上画面から迫ってくるロウソクは,下画面に息を吹きかけることで消すことができる,という仕組み。弱い息だと反応せず,かなり強い調子で吹き込むことでやっとロウソクを消すことができる。ゲーム終了後には酸欠防止の「ヒトヤスミ」もある(笑)。
会場に姿を見せていたプロデューサーの小川氏は,「初めは色んなゲームを楽しんでいき,最後の方になるにつれて“彼女のため”というストーリーがしっかり見えてきます。思い思いの顔を想像して欲しいですね(笑)」とコメントしてくれた。
■スマブラ桜井氏&水口氏のコラボで実現したパズル「メテオス」
もう一つ,会場の注目を集めていたのが「メテオス」だ。これは上から落ちてくる隕石の色を揃えて,消していくパズルゲームになる。普通の落ちモノパズルと違うのは,この消えた隕石が起爆剤となり,爆発が起きた場所より上のブロックが全部打ち上げられてしまう(消える)点だ。
爆発した場所より上のブロックが少なければすぐ打ち上げられるが,ブロックが多かった場合,その重量のためになかなか上に行かずに浮遊してしまう。浮遊している間に次の爆発を誘うことができなければ,元の地点に着地してしまうのだ。このゲームの面白いところはそこで,数を少なくしてどんどん打ち上げるか,それとも一気に連鎖で打ち上げるか,という戦略が楽しる点になるだろう。
ちなみにこのゲームはスマブラの桜井氏と水口氏のコラボレーションで実現した作品。「ちょっと変わった感じのパズルを作りたい」というお二人の意見が一致し,今回の作品を作成する話になったという。
開発はまだまだこれから,ということだが,水口氏によると「メテオスは通信対戦を面白くするつもりです。例えば4人で遊んでて,特定の人に隕石を落とす……なんて仕掛けも考えています」という。「PSPは音で,NDSは“タッチ”という仕掛けを楽しんでいる」という水口氏。PSPの「LUMINES」に続いて,NDS「メテオス」も期待大だ。
■エッグモンスターHEROはRPG+タッチの融合を目指す――スクエニ・時田氏
ちょっとおバカな世界観で人気の「半熟英雄」シリーズだが,同シリーズの新作が,NDS「エッグモンスターHERO」として登場する。
基本は王子を操作し,敵を倒していくRPGで,フィールド操作はすべて十字キー。画面上の敵に当たるとタッチペンを使う戦闘に移行する方式だ。
戦闘では,自軍のユニットをタッチペンでつかみ,敵にぶつけていく“スクラッチバトル”方式を採用。画面上の宝箱に触れるとエッグモンスターが呼び出され,“おさわり”して攻撃を繰り出すことになる。
「NDSは特徴がはっきりしているので面白いゲームが作れると思う」と語る時田氏によると,NDSのゲームを制作する時に気にしているのが「十字ボタンとタッチペンをいかに使い分け,住み分けるか」。「先ほど言ったとおりNDSは面白い機能がたくさんあるが,ゲームとして面白いかどうかを決めるのはあくまで“ゲーム自体の質”。それを私たちは留意していかなければならないと思う」と引き締めた表情で語ってくれた。
[SOFTBANK GAMES]
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