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CESA「ゲーム脳」に対する調査報告書を公開
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2004年10月20日 |
コンピュ−タエンタ−テインメントソフトウェア協会(CESA)は10月19日,イメージ情報科学研究所がまとめた「ゲームソフトが人間に与える影響に関する調査報告書」をPDF形式にて公開した。
この調査報告書は,近年書籍などで発表,広く報道されている「ゲーム脳」をはじめとした,テレビゲームのソフトが人間の脳に与える影響について,ゲームと脳,ゲームと生理・心理,ゲームと社会という3つの視点から報告したもの。
報告書の中では,「自分の脳を自分で育てる」(川島隆太.くもん出版),「ゲーム脳の恐怖」(森昭雄.NHK出版)など,「ゲーム脳」の発端となった出版物を一定に評価しているのの,著作で示された研究結果の問題点を指摘。川島隆太氏,坂元章氏,榊原洋一氏,水口哲也氏など,大学関係者や医師,業界関係者など有識者のインタビューを交え,今後「テレビゲーム」とどう付き合っていくべきかといったといった報告が添えられている。
全体としては「テレビゲームの脳への影響に関する研究はまだ原初的な段階で研究課題が多く,早急に結論はだせない状態」であるとし,「このような悪影響論へのメディアや一般の反応は研究の実情をやや逸脱した感がある」と警鐘を鳴らすものが多い。この報告書は現在,こちらのページで公開されている。
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