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GT4のNIKEカーを本山哲選手がチューニング!
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2004年11月29日 |
11月26日,プレイステーション2用「グランツーリスモ4」(12月28日発売予定)を開発するポリフォニー・デジタル本社にて,本山哲選手によるNIKEとコラボレーションしたコンセプトカーのチューニングが行われた。
今回チューニングが行われたNIKEのコンセプトカーは,「GT4」のゲーム中だけで乗れる車だ。限定で発売されるNIKE特別バージョンの「GT4」に同梱されるTシャツをEyeToyにかざすか,ゲームの腕を磨いて手に入れることで遊べるようになる。
ただ,現実にはまだこの世に存在していない車(2022年の車という設定),ということで車の挙動を決めるデータとなるものはなにもないのが実情だ。未来の車にもこだわりたい,妥協したくない……と山内氏とナイキの担当者が思い悩んだ結果,ひらめいたのが現役の選手に乗り味をチューニングしてもらおう,というアイデアだったという。そこで白羽の矢が立ったのが,先日GT選手権二連覇を達成したばかりの本山選手だ。
マスターアップ直前だけどどうしても協力して欲しい!という願いに応え,山内氏と姿を見せた本山選手。早速シートに体を沈め,山内氏の指示を受けつつドライビングをスタートした。この車を運転しているときに聴こえる“心臓の音”にビックリしつつも,「ここをもう少し重く」「コーナーが曲がり難いですね」など,少しでも運転しやすいように指示。ダウンフォースの強さや微妙な車の重心など,「開発者でも分かりにくい」部位を的確に修正していたのだ。
1時間30分ほどの調整を終え,最終的には流れるような運転を見せていた本山選手によると,ステアリングを通した感覚はかなり重め,だという。「癖は少ないので,練習には最適ですね。これで上手に走れれば,レーシングカーでも大丈夫になると思います。きちんとブレーキをして,コーナー出口からいかに上手く立ち上がるか,これがポイントになるでしょうね」とアドバイスを贈ってくれた。
デザインに関しては「愛嬌があって全体的にイイ感じ。見れば見るほど愛着が沸いてきます」(本山選手)とかなりお気に入りの様子だ。山内氏によると,「デザインをしたのは,Saleen S7(米国のスポーツカー)のデザインもしているフィル・フランクさん。ロッキードの偵察機,SR-71のフォルムもヒントにしていますね」とのことだ。
ちなみに,本山選手がチューニングした車を山内氏が乗ってみると,意外にも「難しい」という声が。「見ていると簡単そうなんですけど……やっぱりプロですね。車が左右にぶれちゃいます」と笑顔で感想を話していた。製品版は,今回のチューニングの状態のまま遊べるようになる,とのことなので,ぜひ期待したい。
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